大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

大切な土地を売らずに活かす。相続対策としての賃貸住宅経営のかたち。

規模 3階建 1棟 9世帯
敷地面積 977m2
延床面積 610m2
間取り 1LDK・2LDK
所在地 東京都世田谷区
  • ハイグレード

「手放す土地を最小限に留めたい」という想い。

東京都内にある人気の住宅街に代々からの土地をお持ちだったSさま。価値が高い資産があるからこそ、相続税の大きな負担にお悩みでした。Sさまはすでに相続対策の一環として大和ハウスで賃貸住宅を3棟ご建築いただいていましたが、それでも当時相談していた税理士からは「相続時の納税用に確保している駐車場一体をすべて売却しないと相続税を支払い切れない」と言われていたそうです。

しかし、本音では愛着のある土地を手放したくなかったSさま。その想いを汲み取り、営業担当の中島は当社独自の「PDBシステム」を活用。提携税理士と共にシミュレーションを行った結果、駐車場の一部を活用すれば、売却する土地は3分の1で済むことがわかりました。

(※)PDBシステム:Personal Data Base Systemの略称。土地オーナーさまの健全な資産継承のために大和ハウスが独自に開発したシステム。グループ会社や各分野の専門家と連携し、相続を含む資産対策の企画・立案・事業運営・継承を総合的にサポートします。

ウッド調の軒天やバルコニーの囲い、独立型のエントランスなどが相まって、高級分譲マンションやホテルを思わせる佇まいに。

独立したエントランスに入ると広がる回廊。訪れる人を、一歩一歩、特別な空間へと誘います。

収支計画×ニーズから導き出された、ハイエンドな賃貸住宅。

今回は相続対策のシミュレーションと同時に外観のパースもご提案しました。それをご覧になったSさまからは「すべてお任せします。自由につくってください」というお言葉が。

Sさまの信頼にお応えすべく、シミュレーションで導き出した収支計画と地域の入居者ニーズを掛け合わせて、ご計画地に適した仕様・設備のグレード、賃料、プランをまとめていきました。こうして完成したのは、人気の住宅街にあっても存在感を放つハイエンドな賃貸住宅でした。

共用部の廊下も広々と明るくゆとりのある空間に。階段、手すり、ガラスはすべて特注品です。

人数が多いファミリー層や、身だしなみにこだわる方を意識して玄関には大きなシューズクローゼットを配置。下段にはリチウムイオン蓄電システムを備えています。

外観のポイントにもなっていたバルコニー。標準的な仕様のおよそ2倍の奥行きがある贅沢な空間です。

ホワイト×ウッドでまとめたLDK。キッチン部分のみ天井を下げて間接照明を設置しています。

半透明のパーティションで可変性を持たせたリビング。パーティションの奥には客間などとして使える洋室があります。

自然光をたっぷりと取り込める、明るくて広々としたベッドルーム。

相続対策に思い込みは禁物。異なる視点で幅のある選択肢を。

そのクオリティに相応しく賃料は相場より高めで設定していましたが、当初の狙い通り、ひときわ目を引く佇まいと、細やかなつくり込みが人気を呼び即満室に。その後も、ほとんど空室が出ない状況が続いています。

「あの土地を手放さなければ相続税は払いきれない……という思い込みは危なかったですね。相談してみて本当に良かった」と、当時を振り返るSさま。

相続税の納税方法や対応策にはいくつかの選択肢があり、「何がベストか?」はご家庭毎に異なります。少しでも迷いを感じたときは、ご納得のいく方法を選べるよう異なる提案からの意見を求めてみることが大切です。今回のプロジェクトでは、大和ハウスの「土地を残して活かす」という提案が、Sさまの「ご先祖から引き継いだ大切な資産を手放したくない」という想いの実現につながり、好評価をいただくことができました。

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豊富な経験とノウハウ、独自の情報ネットワークを基に、
不動産の特性や多様なニーズにお応えする最適なソリューションをご提供します。
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