太陽光発電所の収益をシェア 暮らしの快適サービスに
近鉄桑名駅から路線バスで約25分の丘陵地に位置するのが、大和ハウス工業が開発を手がける「SMA×ECO TOWN(スマ・エコ タウン)陽だまりの丘」です。
現地を訪れるとまず目に入るのが「街かど太陽光発電所」。広大な太陽光発電パネルが日差しをたっぷりと受け止めます。これは全66戸の共有施設。この発電所の収益が各家庭にポイント(※1)として還元されます。
住民はそのポイントを使って、ハウスクリーニングなどのサービスを受けることができます。これは日本初(※2)の仕組みだそう。また防犯カメラやLED防犯灯などの共用設備の運用にも使われています。太陽光の恩恵を様々なかたちで受けられるのです。
街や家のエネルギー使用・創出状況はテレビやタブレットで可視化されてわかるため、電気のムダを省く行動や環境意識の高まりにつながっていくようです。今後は節電ランキングのような街全体でのイベントも開かれる予定。太陽光を活用して快適さとエコを両立させる暮らしをかなえ、人に地球に未来にやさしい街づくりが始まっています。
- ※1 ポイントは一定期間後、現金として積み立てられます。
- ※2 平成26年2月27日時点、大和ハウス工業調べ。
超小型電動モビリティを充電
街かど太陽光発電所で発電した電力で超小型電動モビリティを充電。住民はレンタルして買い物などに使えます。車体デザインは小学生からのアイデアです。
収益で共用設備を運用
街かど太陽光発電所の収益で防犯カメラやLED防犯灯を運用。街を見守り防犯性を高めています。
街のエネルギーを見える化
各家庭のテレビやタブレットで、街かど太陽光発電所の発電状況、街の省エネランキング、共用部のエネルギー使用量などを見ることができます。
※3 モデルハウス(5-1号地)平成28年1月撮影。家具・家電・備品等は価格に含まれません。
収益を各家庭に還元
街かど太陽光発電所の収益は、各家庭にポイントとして付与。ポイントを使用してハウスクリーニングや日用品、ガーデニング用品の受け取りなどのサービスを受けることができます。
※4 現地街並(右手前から5-3、5-2、5-1号地)平成28年1月撮影。
- 暮らしはどう変わりましたか?
- D-HEMS(※5)ではテレビやタブレットを使って電気使用量をリアルタイムで見ることができます。これが便利ですね。電気使用量が多いとエアコンの温度を調整。設定温度と電気使用量を見比べながら調節できるので快適さを失わず、節電ができます。
- コストメリットも大きいですか?
- 過去の使用量も閲覧できます。電気代の請求書が届くと家族会議を開き、何にどれだけ使ったかを話し合います。そのおかげで電気の無駄遣いが減りました。断熱性能が高いこともあり電気代は引っ越し前に比べてほぼ半額。年間の光熱費を約2万円に抑えられそうです。(ご入居者の住まい方など諸条件により金額は異なります。)
※5 住まいのエネルギー使用状況をリアルタイムで把握し、分かりやすく『見える化』するダイワハウスオリジナルHEMS「D-HEMS」。(HEMS:ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)
2016年3月発行 冊子「SUSTAINABLE JOURNEY」vol.4(ecomom春号同封)より転載