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プラスチックフリー生活は毎日できる、誰もができる。 〜プラスチックフリー実践編〜

プラスチックフリー生活は毎日できる、誰もができる。〜実践編〜

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    脱プラスチック、プラスチックフリーはなぜ必要?本当の理由を高田秀重教授に聞きました〜解説編〜

    脱プラスチック、プラスチックフリーはなぜ必要?本当の理由を高田秀重教授に聞きました〜解説編〜

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    前半では、マイクロプラスチック汚染研究の第一人者である高田秀重教授から、プラスチックごみが地球や人間社会に及ぼす広く大きな影響を教えていただきました。後半は、この地球規模の課題に対して私たちはどんなことができるのか、また、どんな取り組みが始まっているのか、様々な具体的アクションをご紹介します。

    2,848人の答えが寄せられた。大和ハウス工業社員アンケート

    大和ハウスグループでは「Daiwa Plastics Smart Project」を通じて事業での使い捨てプラスチックフリーを目指しています。社員の活動をさらに進めるために、個人の意識や行動の実態調査を行いました。その結果、多くがプラスチックフリーを意識したアクションをとっており、高田教授も「思ったより多い」と評価しました。

    アンケート結果(一例)

    • 買い物の時、プラスチックを避けたいと思うことはありますか? 
      あると答えた人51%
    • エコバッグなどを携帯していますか? 
      いつも60% ときどき28%
    • プラスチックごみ問題に関心がありますか? 
      とても25% ある程度60%

    一方で、生活者に正しい情報が伝わっていないのでは?という問題提起と問題を根本から解決するためのアドバイスがありました。

    社員回答 液体洗剤は詰め替え用を補充して使用しています!

    高田教授 洗剤などの詰め替え用パッケージは、使われているプラスチックの総量こそ少ないものの、単一のプラスチックが使われていないため、実際はリサイクルしにくいのです。
    なぜなら、液体洗剤はほとんどが水なので、水を運ぶために漏れない頑丈なパッケージが必要となり、複数の素材が使われているからです。
    みなさん固形石鹸を使ってはどうでしょうか?運びやすく、紙で包むだけで問題ありません。また、石鹸の表面はアルカリ性です。ウイルスはアルカリで変性すると考えられるので、石鹸を介して感染することはありません。新型コロナウイルス対策としても安心です。

    「そもそもプラスチックがなければ成り立たない商品を使わない」という高田教授の考えは、自身が勤務する東京農工大学でペットボトル入り飲料の販売を中止したことにも表れています。

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    暮らしの風景を見直そう。プラスチックフリーのコツ

    大和ハウス工業の社員アンケート結果では、【Refuse 拒否する】【Reduce 減らす】のアクションが多く挙がりました。

    社員回答

    • レジ袋の他、おしぼりやマドラーなどのアメニティーはもらいません
    • 通販では簡易包装を選びます
    • 再生紙を使用した商品がある場合は、優先的に選んでいます
    • マイボトルを携帯しています
    • 野菜のバラ売りは、中が見えるメッシュの袋を活用
    • プラスチック製のスポンジはやめて、極力ヘチマタワシを使っています
    • 蜜蝋ラップ、シリコーンや金属製ストローなど、代替品を見つけたものから、置き換えています
    • お弁当の仕切りを、食品製でアレンジするアイデアを取り入れています

    上記以外にも、プラスチックフリーを始めやすくする、様々なアイデアがあります。

    専門家のアドバイス

    • 水道水と備長炭をボトルに入れ、備長炭の小さな穴が不純物を吸着する機能を用いて浄化ができます。浄水器やカートリッジはプラスチック製が多く、使い捨てになっていませんか?
    • 服を選ぶ際には化学繊維を避け、コットンやウールなどの自然素材を選ぶのも賢い選択。洗濯の度に水に流れていく化学繊維は、マイクロプラスチックです。

    プラスチック製品を使った以上はできる限りリサイクルするべきですが、本当にリサイクルと呼べる方法で処理されているのか、よく知り、考える姿勢が大切だと思います。(高田教授)

    プラスチックは、単純な分子構造の繰り返しになっています。このため、様々な形状に加工しやすいことから、多種多様なプラスチック製品がつくられ、生活のあらゆるシーンに浸透しました。しかし、プラスチックは紫外線と酸素に弱く、屋外で使ううちに洗濯バサミやハンガーがボロボロになった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。劣化防止の添加剤を使ってまでプラスチックにこだわるよりも、ステンレスなどもともと耐久性の高い製品を購入し、長く使うという選択はプラスチック削減につながります。

    出典)WEBメディア「プラなし生活」

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