スタッフからの現地便り（2010年09月17日）｜ロイヤルシティ八幡平リゾート｜田舎暮らし・別荘

スタッフもはまる北東北　＜宮沢賢治詩碑＞

　空腹に勝てなかった私が次に向かったのは『賢治文学の散歩の道』です。

　スタート地点には『同心家屋』という花巻市指定の有形文化財(昭和54年)のいかにも由緒がありそうな建物が建っています。

　豊臣秀吉の時代に鳥谷ヶ崎城(後の花巻城)の守備にあたった浅野長政配下の一隊が花巻にとどまり南部氏に仕え花巻同心組になったことからこの屋敷を造り住んだ事が始まりのようです。

　散策路のいたるところには宮沢賢治にちなんだ、オブジェが設置されています。

　宮沢賢治詩碑は大きくて立派な石碑です。

　「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモモケズ丈夫ナカラダヲモチ・・・」

　このあまりにも有名な詩は宮沢賢治が生前に病床で手帳に書きとめていたもので、文学詩というものではなく賢治の心からの自戒の精神が盛り込まれたものだそうです。

　『イーハトーブ』(宮沢賢治の目指した理想郷)に思いをはせていると、いつのまにか空腹を忘れていました

。

　「よしっ、戻ろう」と来た道を戻っていくと、「あっ！誰かいる！」

よく見ると宮沢賢治を思わせる人形です

。

　あまりにも雰囲気があり、まるで本人がそこに立っているかのようでした

。

　まるで童話の世界に迷いこんだような、不思議な感覚になった一日でした

。

＜宮沢賢治詩碑＞　リゾートより約80km

※掲載の写真は全て平成22年9月撮影

～ＩＴＯ～