スタッフからの現地便り（2015年02月04日）｜ロイヤルシティ八幡平リゾート｜田舎暮らし・別荘

【オーナー日記】#35　乾物作り

更新日：2015年02月04日
カテゴリ：オーナー日記

12月に入って間もなくから雪が降り始め、17日には“北国の台風”ともいうべき948ヘクトパスカルの低気圧が北海道で発達。関東に上陸する台風から逃れた筈が、大誤算！我が家でもガラスがみしみしと鳴り、不安な一昼夜を過ごした

。

　以前にも紹介したとおり、ここでは太陽が出ていても雪は降る。この日は格別で、五里霧中と言いたくなるくらいに風が雪を巻き上げ、津軽の“地吹雪体験ツアー”さながらであった。こんな日には太陽が差し込まず寒い故、一日中薪ストーブにすがることになる

。

冬は窓の外に“水の化身”がたくさんあるにも拘らず、空気が乾燥し、室内の湿度は30％程度しかない。薪ストーブにはストーブの鍋(ダジャレ！ではなく、おフランス製ストーブ社の鋳物の鍋)を乗せて蒸発させるのだが、なんのその。こんな日の私のお仕事は知る人ぞ知る、“乾物作り”

。

　其の1．りんごチップス作り。たぶん此処の住人にとっては極当たり前のことかもしれない。近くのリンゴ園にお邪魔する道々その作り方を教えていただいた。皮をむく人むかない人、実（さね）を抜く人抜かない人、色々らしいのだが、５ｍｍ厚程度の輪切りにしてストーブの上で乾燥させて作る

。

　これが関東の親戚に大好評を博し、毎日この製造に精を出し、関東に出荷している次第。自分はカリカリになる一歩手前のわずかに水分が残るくらいが好きである

。

　其の2．切り干し大根作り。4畳ほどのロフトで作る切り干し大根は1昼夜で完成する。これは大変な“色白美人”で、関東の親戚の間でこの白さが大好評。冬でも大根は大変安く入手でき、値千金。当家特産と銘打って送り届けている

。

　其の３．ツボ漬け用の大根作り。これはご近所さんからいただいたツボ漬けがあまりに美味しく、レシピを書いていただいて、手作りを始めたもの。厚切り2昼夜干し。スーパーで高い漬物を買っていたのがウソのよう

。

　最近は、味を占めて、ニンジン、カボチャ・・・と構想は広がっている。肉の燻製ならぬ、野菜の乾燥・・・・美味しさの濃縮である

。

　自分が子どもの頃（50年前）は大根の葉を茹でて細かく切ったものを丸いお握りにして垣根に置くと何日かして乾燥した味噌汁の具材ができていた。凍み豆腐も味噌玉も自家製だった。2階に干して置いた味噌玉が乾燥して割れ、夜中に床に落ちることがあり、肝を潰したものである

。

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※掲載の写真は全て平成26年12月撮影

※オーナー日記は当社からの依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をご提供いただき、当社スタッフが更新を行なっています。

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