2010/11/29
ニュースレター
(仮称)無錫呉博園プロジェクト中国 無錫において戸建住宅・マンションの分譲プロジェクトを開始します |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、2010年11月26日、無錫市新区呉博園の入札にて、不動産開発用地を落札しました。そして、当社として中華人民共和国(以下、中国)において4番目となる不動産開発「(仮称)無錫呉博園(むしゃくごはくえん)プロジェクト」を開始する運びとなりました。無錫市において、日系企業が独資(※1)で不動産開発を行うのは初めてとなります。
当社は、1983年より中国への住宅の輸出と建築を始め、1985年には上海において外国人(主に日本人)向けの賃貸住宅の建設と運営を開始。以降、上海、北京、天津、大連の4都市において同事業を展開。そして現在は、大連、蘇州の2都市において分譲マンション開発を行っています。
2007年5月より、大連市において初めて分譲マンション「頤和香?(イワ・シャンゼリゼ)」を手がけ、28棟963戸の分譲マンションおよび商業店舗を販売しました。2009年5月には、蘇州市において日系企業初の独資(※1)による、18棟902戸の分譲マンション「和風雅致(グレース・レジデンス)」を開発。2009年7月からは、大連市において日系企業が中国において開発する物件としては最大級の約2,000戸の分譲マンション・商業施設の複合開発「頤和星海(イワ・セイカイ)」を開発しています。
そして今回、中国沿岸部の江蘇省無錫市の中国呉文化博覧園において、戸建住宅を中心にマンションを組み合わせた総戸数約400戸の分譲プロジェクト「(仮称)無錫呉博園プロジェクト」を開始します。
※1.当社の100%出資の子会社。
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1.敷地面積約8.2万㎡、総戸数約400戸の大規模プロジェクト 「(仮称)無錫呉博園プロジェクト」は、当社の中国国内で4番目となる不動産開発です。敷地面積は約8.2万㎡と京セラドーム大阪の約2.5倍の面積で、約150戸の戸建住宅を中心に、約250戸のマンションを組み合わせた総戸数約400戸の複合開発を行い、分譲します。 中国ではスケルトン販売(※2)が一般的ですが、全て内装つきで販売します。「安全・安心」で環境にもやさしい日系企業の建材や設備をできるだけ使用することで、高品質な住宅を提供します。 ※2.専有部の内装・住宅設備を除いて販売する方式。
2.無錫市において日系企業としては初めての独資による不動産開発事業 当社の中国における独資での不動産開発は、蘇州において販売中の「和風雅致(グレース・レジデンス)」に次いで2番目となります。独資の利点としては、当社が日本で永年培ってきた住宅や分譲マンションのノウハウや技術を存分に活かせることです。日本製品の品質を高く評価する中国人の方に、より多くの大和ハウスブランドの戸建住宅や分譲マンションを提供することができます。
3.中国人高所得者層が顧客ターゲット 顧客ターゲットは、中国人で中国沿岸部の江蘇省(無錫および蘇州その近郊都市)を中心とする地域にお住まいの世帯年収の高い管理職層や自営業者、公務員です。
4.無錫新区内での開発 無錫市は長江デルタ(※3)の中心地帯に位置する、工業団地が整備された経済都市です。1992年に国家レベルの経済開発区である「無錫新区」を開発、多くの日系企業が進出しています。市の南側には太湖、北側に長江があり、恵まれた自然環境のため、海外からの投資も盛んな地域です。 今回開発する「(仮称)無錫呉博園プロジェクト」は、無錫市の中心地から東南に位置し、2010年7月に開業した南京と上海を結ぶ都市間高速鉄道の「無錫新区」駅まで約9kmと近く、高速鉄道を利用した場合、上海まで約40分で到着します。また、当開発地区は、無錫空港から約7km、高速道路のインターまで約1 kmと利便性の良い場所に位置しています。 ※3.中国の上海市と江蘇省・浙江省の長江
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●中国呉文化博覧園 |
●「(仮称)無錫呉博園プロジェクト」全体計画図 |
以上