伝統文化や歴史にふれあえる街
いくつものランドマークが存在する日本橋において、古くから親しまれている東京水天宮。安産・子授け祈願のお社として有名なこの神社には、日本全国から数多くの参拝客が訪れています。
江戸時代の頃から庶民の信仰を集めてきたこの水天宮は、2013年3月1日より、建て替えのために遷座されています。(2016年春新社殿竣工予定、公式サイトより)
その仮宮(かりみや)として選ばれたのが、日本橋浜町2丁目です。浜町公園と明治座が並び、緑と伝統文化が交錯する場所に、そのお社を構えています。
明治座は、日本橋を語る上では絶対に避けては通れない、日本文化の殿堂。歌舞伎を始めとする様々な伝統芸能の公演は、シニア層はもちろん、日本の未来を担う子どもたちに伝統文化を伝える場としても、重要な劇場なのです。
“歴史”といえば、中央区立有馬小学校も見逃せません。2013年に開校140周年を迎えた同校は、首都圏の中心として栄えてきた『日本橋』という地域において、子どもたちの成長と教育を見守ってきた、東京都内の教育施設の一つです。
古くからの信仰や伝統文化を通してふれあうことができる、日本橋の歴史。歴史ある小学校を通じてふれあうことができる、日本橋の文化。このような歴史や文化とのふれあいも、生活を楽しむエッセンスの一つですね。
- 遷座(せんざ)されている東京水天宮(2016年春新社殿竣工予定、公式サイトより)
- 伝統文化とふれあえる明治座
- 2013年に開校140周年を迎えた中央区立有馬小学校
大都会の裏に存在する自然とふれあえる街
日本橋浜町エリアには、緑が息づいている場所が多くあることをご存知でしょうか。
例えば、日本橋浜町2丁目の浜町公園は、敷地総面積約46,531平方メートルにも及ぶ、中央区内最大の区立公園です。
芝生広場の豊かな緑だけでなく、競技場やトレーニングルーム、プールにゴルフ練習場まで含む、地上5階・地下2階建ての総合スポーツセンターも併設され、地域の人々の憩いの場として親しまれています。
この浜町公園は隅田川テラスに隣接しており、美しく舗装されたウォーキングコースを歩くと、四季折々の風が感じられます。近くには、浜離宮やお台場、さらに葛西臨海公園までも足が伸ばせる、水上バスの発着場も。水上から東京という街にふれあえるスポットです。
さらに、隅田川テラスと並行するように、日本橋浜町エリアと日本橋人形町エリアの間を走る浜町緑道。かつての運河『浜町川』を埋め立てて作られたこの緑道には、多種多様な植物とせせらぎが織りなす、居心地の良さや安らぎがあります。春には、人形町甘酒横丁『桜まつり』も催され、ここもまた、自然とふれあえる場として愛されているのです。
広々とした大緑地・浜町公園に、国内屈指の大河川、隅田川。そして、慎ましく生命の息吹を感じることができる浜町緑道と、自然とのふれあいは、1年を通じて尽きることがありません。
- 自然とふれあえる浜町公園
- 人形町と日本橋浜町の間を通る浜町緑道
- 浜町公園に隣接する中央区立総合スポーツセンター
- 隅田川テラスにある水上バスの発着場
人と人とがふれあう街
日本橋の中心地とは一歩離れた日本橋浜町エリアには、近年マンションが建設され、新たにこの街で暮らし始める人々が増えています。それに伴い、食料品や日用品を取り揃えるスーパーや一風変わったグルメのお店なども増えてきています。
また、前述の浜町公園や浜町緑道では、平日・休日を問わず子ども連れの親子の姿を見かけることも多く、新たな世代の地域交流に華を咲かせています。先祖代々この街に住んでいる人と、新たにこの街で暮らし始める人との間に生まれるふれあいも、この街の大きな魅力の一つです。
- 日本橋浜町3丁目界隈
- 浜町中ノ橋交差点
ビジネスの街から住む街へ
脈々と受け継がれる日本古来の伝統文化に、緑と河川が織りなす自然の美しさ。そして、新たにその地での暮らしを始める人。文化と、自然と、人々と…。様々な要素とのふれあいにより、豊かな人生が育つ街、日本橋浜町エリア。『ビジネスの街』から『住む街』へ。日本橋は、日本橋浜町エリアを中心に、新たな『居住区』へと変化を遂げているのです。 生まれ変わりつつある日本橋の魅力を、肌で感じてみてはいかがですか?