桜がつなぐ世代と歴史
小春日和の心地良い天気。地元の方が教えてくれた「菊名桜山公園」は八重桜の名所だそうです。
園内のおよそ150本もの八重桜は4月中旬から下旬に見頃を迎え、美しい景色に多くの人が集まります。
4月初旬に街を散策してみると、街中の桜はほぼ満開。
高台から眼下に広がる街並みをぼんやり眺めていると、あちこちに立派な桜が咲き誇って
いるのが見えました。本格的なカメラを抱えて撮影に来ている人たちも多く、
意外にも菊名が桜の名所であることを知りました。
この菊名を通る「綱島街道」は、川崎市中原区の丸子橋交差点から第二京浜浦島丘交差点までを
指すようですが、もともとは鎌倉時代に作られた「鎌倉街道」に端を発するようです。
その昔、鎌倉へ向かう人たちもこの美しい桜に足を止め、のんびり一休みしたのかもしれませんね。
桜の下を楽しそうに歩く人々を眺めながら、悠久の歴史と人々の営みに想いを馳せてしまいます。
- 天気が良い日は、親子で散歩をしている家族も多く、ほのぼのした風景に心が和む。
- 住宅街に咲く桜並木。こうした風情ある街並みに、どこか小旅行をしているような気分にさせられる。
(掲載の情報は2015年9月時点のものです。)