徳川家康の出世城として知られる「浜松城」をはじめ、家康を祭神として創建された「浜松東照宮」、徳川二代将軍秀忠が誕生した際に産土神(うぶすながみ)として浜松城内から移された「五社神社・諏訪神社」など、歴史あるスポットが多く点在。時代を継承していく街の誇りを感じることができます。
中山町界隈は記念館や文化会館などのさまざまな文化・芸術施設が多く、教育関連の施設が充実しているのも大きな魅力。姫街道と鴨江小路をつなぐ合羽坂には「浜松復興記念館」「浜松市教育文化会館(はまホール)」があり、浜松城周辺には「浜松市美術館」や「中央図書館」もあります。また鴨江小路にある「木下惠介記念館」や「浜松市鴨江アートセンター」は昭和初期の建物を再利用。戦前の建築美を今に伝える貴重な建物でもあります。
周辺には教育施設が多く、中高一貫教育の私立「浜松開誠館」。「青葉幼稚園」「鴨江幼稚園」「愛恵保育園」「鴨江保育園」の4つの幼稚園・保育園があり、子育て層にはうれしい施設が整っています。また芝生広場や日本庭園、冒険広場などが多彩な施設が揃う「浜松城公園」を筆頭に、旧市役所跡にある「五社公園」など、自然の優しさに包まれるスポットも身近です。
商店街や通りを歩いていると、ふと目に止まる彫刻。“芸術の街”と言われるだけあって、街のいたるところに文化が息づいています。特にゆりの木通りには「水の妖精」など、形もテーマもさまざまな彫刻が設置されていて、通行人の目を楽しませてくれます。また肴町公会堂前には「まる吉」「たま子」と名付けられた“だるま猫”の石像があり、縁結び、立身出世、商売繁盛のご利益があるとして人気と言います。
中山町エリアはJR浜松駅をはじめとした中心街が徒歩圏内。駅ビル「エキマチ」、市内唯一の百貨店「遠鉄百貨店」、ショッピングタウン「ザザシティ浜松」、複合施設「アクトシティ浜松」など、駅前に広がる多彩な商業ゾーンをライフエリアに収めます。
肴町、田町を南北につらぬく「アルコモール有楽街」は、若者向けのアミューズメントスポットや居酒屋のチェーン店が多く集まるファッショナブルな街。夜になると、多くのサラリーマンやOL、学生が行き来し、浜松一の繁華街と言われるにぎわいがあります。
かつて浜松城の台所として盛えた「肴町通り」。その名が表すように明治時代は魚問屋が集まり、路上に魚を並べて、せりを行っていました。現在ではこだわりのある落ち着いた商店が軒を連ねていますが、通りを歩いていると今でもその名残に出会うことができます。
閑静な住宅街の中山町エリア周辺にも、隠れ家のような洗練されたお店があります。京情緒を味わえる和料理店から、コーヒー一杯からしっかり食事までできるカフェが徒歩圏内にあり、さらに欧州レストランやバーなど行きつけにしたい素敵なお店が点在します。