ハウジングマイスター(一級建築士)
芦刈 創一 WORKS
- 「光を招く三層の家」
- 三方を背の高い建物に囲まれた市街地での建て替え。ボックスを重ねたようなシンプルかつ斬新な外観をデザインしました。いかに光を取り込み明るい住空間をつくれるか、高齢のお母さまにも快適に暮らしていただけるかがポイントになりました。
心に豊かさをもたらす三層の吹き抜け
1階から3階までを貫く吹き抜けと、縦に伸びるダイナミックなアクセントウォール。大型のトップライトから取り込んだ自然光を白い壁に反射させることで、家中に光が届くよう設計しました。このシンボリックで開放感のある空間が住まい手の心に豊かさを生み、何気ない日常の暮らしに満足をもたらします。
空間をガラスでつなぐ
吹き抜けの階段ホールを昇っていくと、左手ガラス越しにワインレッドのペニンシュラキッチンが現れ、新鮮な印象を与えます。トップライトからの光は2階のキッチンやダイニングにも届きます。ガラスの活用により、開放感と明るさを実現することができました。
心地良い音響にこだわったレッスンルーム
自宅でピアノ教室を営むオーナーさま。大和ハウス工業総合技術研究所の担当者とともに、満足いただける音響・防音を求め、防音室〈奏でる家〉を設計しました。ピアノとチェンバロの音色が美しく響き、音楽を愛するオーナーさまにご満足いただける一室になりました。
アンティーク調の床が美しいリビング
2階に設けたリビング・ダイニング・キッチンは、アンティークな雰囲気を醸すホワイトオークの床材でコーディネートしました。南側の窓から自然光が差し込み、オーナーさまご夫妻とお母さまのゆったりとくつろぎの時間を照らします。
隠れ家のような畳スペース
ちょっと横になったり、落ち着いて本を読んだりできる空間が欲しいというオーダーに応え、リビングの一画に畳スペースを計画。テレビ台と一体化したステップは、ホワイトオークの床に映えるよう、ネイビーでアクセントをつけました。
潤いを提供する外構
道路から玄関まで水平方向の板塀を貼り、アプローチにリズム感を演出。ガレージには芝生を敷き、玄関前の植栽帯には旧家屋から継承した水鉢を置くなどの工夫をして、小さいながらも潤いを感じさせる外構となりました。
- 芦刈 創一Ashikari Sohichi
- 光を意識し、ガラスを用いた住まいづくりを得意とする自称「ガラスの魔術師」。ハウジングマイスターとして積み重ねてきた経験とノウハウを活かし、現場での知識共有を通じた後輩指導にも力を注ぐ。大学時代は馬術部に所属。家族は妻と、小学生の娘が2人。
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