ハウジングマイスター(一級建築士)
鈴木 聡 WORKS
- 「見つめ合う家」
- 3人のお子さまを見守りながら、いつも一緒に過ごしていたいというご夫妻のために、それぞれの居場所からお互いの存在を感じられる間取りを計画しました。
ガレージにいながら団らんの時を過ごす
趣味のバイクを2台程度置けるインナーガレージがオーナーさまの第一希望。ガラスの扉を介してリビングに面しているので、ガレージで愛車のメンテナンスをしながら、家族と同じ時間を過ごすことができます。作業動線や広さについて綿密な打ち合わせを重ね、パーツ類やメンテナンス道具を置くスペース、観賞魚の水槽を設置するスペースなどを設けました。
リビングやガレージまで見渡せるキッチン
ガレージの反対側には対面キッチンとダイニングを設置。ご夫妻がそれぞれ違うことをしながらでも目線を合わせられるレイアウトです。リビングでお子さまが遊んでいる時は、どちらからも見守ることができます。庭側にある2つの大きな掃き出し窓の向こうには、今後、オーナーさまご自身でウッドデッキなどを設けるのを楽しみにしておられます。
ワンルーム設計でかなえる大きなゆとり
小さいお子さまたちが走り回って遊んでも危険がないように、また、お掃除の手間をなるべく省くために、LDKはワンルームでフラットな設計としました。キッチンは清潔感漂う白でコーディネート。背面収納やスマートビューカウンターには、キッチン・ダイニング周辺の小物をすっきりと片付けることができます。
独立タイプの和室とLDをつなぐ室内窓
将来的なご両親との同居も視野に入れ、玄関ホールから直接出入りできる和室を設計しました。神棚、仏間、収納などの建具類はすべてシックな雰囲気のデザインで統一感をもたせています。独立した和室ですが、室内窓の開閉によって、ダイニングとのゆるやかなつながりを確保できます。
アクセントの効いたモダンな外観スタイル
シンプルモダンな雰囲気の外観というご希望に対し、シャープな片流れのシルエットをご提案しました。太陽光発電を搭載するため、屋根面は広くとっています。ガレージおよびバルコニー部分はアクセント外壁とし、ファサードにメリハリをつけました。また、ガレージ入り口の美観に配慮してシャッターボックスは内側に設けました。
信頼関係から生まれた満足の住まい
当時住んでいたアパートが震災の被害を受けるなど、ご苦労をされたご家族。新しいお住まいへの希望をご遠慮なくお話しいただいたおかげで、イメージ通りのご新居を提案することができました。お子さまたちを含め、ご家族と確かな信頼関係を結べたこと、ご入居後もつながりをお持ちいただけることを何よりうれしく思っています。
- 鈴木 聡Suzuki Satoshi
- 大好きな旅客機のように無駄がなく美しい、シンプルなデザインの住まいを理想とする。学生時代はラガーマンで、現在もゴルフ、釣り、マラソン、ジム通いなど幅広い趣味をもつ。
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