当社が開発した工業団地DPI小田原の土地を分譲させていただき、2024年5月に竣工したEOG滅菌(※1)・ガス滅菌を行う工場です。ガス滅菌装置に必要な蒸気の熱源に水素を活用することでカーボンニュートラルを目指しました。
高効率の設備機器により建物の省エネ化を図り、屋根上に太陽光発電システム(150kW)を設置した『ZEB』(※2)施設です。また、太陽光発電からの電力で製造したグリーン水素を活用したCO2フリー水素熱供給システムを実現した先進的な事例です。
P2G設備(※3)の導入は、消費エネルギー削減だけでなく、弊社の社会的責任を果たす上で重要なステップでもあります。今回のZEB達成とP2G設備の導入は、弊社の環境経営の要であり、今後も最先端の技術を取り入れ、より持続可能な社会に向けた挑戦を続けて参ります。
ZEB化の提案を初期から行うことで、『ZEB』を実現しました。
天候に左右される太陽光発電から水素製造を安定稼働させるために、お客様と打合せを重ね、補助金の活用によりコストを抑えながら、次世代エネルギーとして期待されるグリーン水素を活用した滅菌工場をご提供することができました。
工場屋根に設置した太陽光発電による再生可能エネルギー電力(※4)を活用し、水を電気分解して水素を製造。この水素を低圧水素タンクに貯蔵し、水素焚ボイラーの燃料として使用するCO2フリー水素熱供給システムです。
Low-E複層ガラスを採用し断熱強化を行い、換気には全熱交換器を採用することで空調負荷を低減します。外気が室温に与える影響を抑えることで、光熱費を削減しながら快適な執務環境をつくります。
大和ハウスグループは
持続可能な開発目標(SDGs)を
支援しています
※ 掲載内容は、取材当時(2024年11月)の情報です。
目的に合わせた事業用施設の建設をトータルプロデュースします。