大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

ジャパンガス株式会社 小田原滅菌センター

  • 生産施設
  • 『ZEB』
  • P2Gシステム
  • 延床 4,432m2
  • 竣工 2024年
  • 関東エリア

当社が開発した工業団地DPI小田原の土地を分譲させていただき、2024年5月に竣工したEOG滅菌(※1)・ガス滅菌を行う工場です。ガス滅菌装置に必要な蒸気の熱源に水素を活用することでカーボンニュートラルを目指しました。

高効率の設備機器により建物の省エネ化を図り、屋根上に太陽光発電システム(150kW)を設置した『ZEB』(※2)施設です。また、太陽光発電からの電力で製造したグリーン水素を活用したCO2フリー水素熱供給システムを実現した先進的な事例です。

  1. ※1 EOG(エチレンオキシドガス)を使用した低温滅菌手法
  2. ※2 省エネ50%以上。かつ、再エネを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上削減した建物

オーナー様の声

P2G設備(※3)の導入は、消費エネルギー削減だけでなく、弊社の社会的責任を果たす上で重要なステップでもあります。今回のZEB達成とP2G設備の導入は、弊社の環境経営の要であり、今後も最先端の技術を取り入れ、より持続可能な社会に向けた挑戦を続けて参ります。

  1. ※3 「ZEB実現のための技術」で紹介
川原 淳一様

ジャパンガス株式会社
代表取締役
川原 淳一様

当社担当者の声

ZEB化の提案を初期から行うことで、『ZEB』を実現しました。
天候に左右される太陽光発電から水素製造を安定稼働させるために、お客様と打合せを重ね、補助金の活用によりコストを抑えながら、次世代エネルギーとして期待されるグリーン水素を活用した滅菌工場をご提供することができました。

金子 俊輔

南関東支社 建築設計部
金子 俊輔

ZEB実現のための技術

P2G(Power to Gas)システム

P2G(Power to Gas)システム

工場屋根に設置した太陽光発電による再生可能エネルギー電力(※4)を活用し、水を電気分解して水素を製造。この水素を低圧水素タンクに貯蔵し、水素焚ボイラーの燃料として使用するCO2フリー水素熱供給システムです。

  1. ※4 太陽光発電による再エネは、水素製造だけでなく建物内でも使用しており、『ZEB』に寄与しています
室温の変化を抑えた省エネで快適な空間

室温の変化を抑えた省エネで快適な空間

Low-E複層ガラスを採用し断熱強化を行い、換気には全熱交換器を採用することで空調負荷を低減します。外気が室温に与える影響を抑えることで、光熱費を削減しながら快適な執務環境をつくります。

SDGsへの貢献

  • 屋根に設置した太陽光発電設備による再エネ電力で製造したグリーン水素を使い工場を稼働させることで、カーボンニュートラルに貢献します。
  • 貯蔵した水素を利用するP2Gシステムは、太陽光発電システムのように天候に左右されず、需要に応じて安定的にエネルギーを供給できます。
  • グリーン水素を活用したCO2フリーのエネルギーインフラに移行するため、3社(※5)協働でCO2フリー水素熱供給システムを構築しました。
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 13 気候変動に具体的な対策を 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  1. ※5 ジャパンガス株式会社、株式会社巴商会、大和ハウス工業
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

大和ハウスグループは
持続可能な開発目標(SDGs)を
支援しています

基本情報

所在地
神奈川県小田原市
竣工年月
2024年5月
建物用途
生産施設
構造(階数)
鉄骨造(2階建て)
建築面積
4,147m2
延床面積
4,432m2
ZEBランク
『ZEB』
一次エネルギー削減率
創エネ含まず 57%
創エネ含む 163%
補助金
令和4年 脱炭素社会構築に向けた再生エネルギー等由来水素活用推進事業

※ 掲載内容は、取材当時(2024年11月)の情報です。

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