近年は共働きの夫婦が増えていますが、家の中では依然女性の家事負担が重いという声が聞かれます。料理、洗濯、掃除などは「分担」しているものの、出しっぱなしのものを片づけるといった「名もなき家事」をこなすのは女性ばかりというご家庭も多いのではないでしょうか。
ダイワハウスはそんな家事の負担を、住まいの工夫で解消できるよう考えました。たどり着いたのは、家事を分担するのではなく、まるごとシェアする考え方。「家事シェアハウス」は各ご家庭にぴったりの家事シェアのアイデアをご提案します。
小学校高学年以上に成長すると、子どもも家事を担えるようになります。家事のプロセスと現状を上手に共有することで、家事を習慣化し、家族が協力して効率良くこなせるように工夫します。
ママのフルタイム勤務や子どもの塾通いが始まると、家族が一緒に過ごす時間がなかなか取れなくなりがちです。家事をシェアすることで自然と会話が増え、コミュニケーションの機会が増えることも期待できます。
家の中には買い出し、料理、洗濯、掃除などの家事に付随する「名もなき家事」がたくさんあります。家事シェアに大切なのは、家族みんなが「名もなき家事」も含めた一連の家事のプロセスを理解すること。そして、現在の家事の状況を情報共有することです。
情報シェアボードの活用によるリアルコミュニケーション
夕食の準備の仕方やティッシュの在庫状況、洗濯機を回したことなど、家事の情報を書き込んでおけば、家族の誰が見ても一目瞭然。手書きの文字からお互いの配慮や感謝の気持ちも伝わってきます。
●情報シェアボード
かさばる日用品の買い物は、みんなで手分けするとスムーズ。家族共用のストック類の在庫状況を情報シェアボードで共有して、気づいた人が買い物できる仕組みを作ります。
●食材ストッカー
通塾前などに個別で食事をする際、子ども自身が簡単に準備できるよう、配慮します。食材を分かりやすく保存する食材ストッカーがキッチンの近くにあると便利です。
●洗濯物分別スペース
手間のかかる洗濯家事は、家族で“洗濯のリレー”をしてスムーズに。洗濯物が出た時点で分別してカゴに入れるルールを作り、誰でも簡単に洗濯ができるように配慮します。
●ライフストレージ
家の中の汚れに気づいた人がサッと掃除できるよう、リビングの近くなどに掃除用具をまとめて収納します。また、日用品などを整理整頓し、在庫が一目で確認できるように工夫します。
2015年度から3年連続で選定、「新・ダイバーシティ経営企業100選」は2016年度に選定されています。
2017年12月現在の情報となります。