戸建住宅の購入を検討する際、注文住宅か分譲住宅かで悩まれる方も多いのではないでしょうか。
注文住宅の自由度の高さは魅力的だし、分譲住宅ならではのメリットも捨てがたい…。
そんな迷いの中で、どのように決めていくべきなのでしょうか。
今回はダイワハウスの分譲住宅のオーナーさまを対象に、
ダイワハウスの分譲住宅を購入するに至った決め手から、
実際に住んでみて感じたことまで、詳しく伺いました。
調査時期 | 2023年7月21日~7月30日 |
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調査対象 | ダイワハウスの分譲住宅を購入したオーナーさま |
有効回答数 | 611件 |
調査方法 | ダイワハウスのオーナー様へのアンケート |
回答者の 年齢ボリュームゾーン |
31~40歳(43%)で、ご家族構成の最多は「パートナー・子どもと同居」(75%)、次に多いのが「パートナーと同居」(17%) |
購入者が語る、分譲住宅に決めた理由とは?
まずは、持ち家購入を思い立ってから「分譲住宅にしよう」と決めるまで、どのような検討を経たのかを見ていきます。
分譲住宅とあわせて検討されたのは?
【持ち家を購入する上で、分譲住宅(新築戸建て)の他に、
比較検討されたものを教えてください(複数回答)】
分譲住宅を購入した方が比較検討していたのは「注文住宅」(71%)が最多で、7割超が注文住宅と分譲住宅を比較検討したという結果に。やはり「分譲住宅or注文住宅」の二択はよく検討されているようです。
注文住宅より分譲住宅を選んだ理由は?
【注文住宅ではなく分譲住宅を選んだ理由として、
重要視した点を3つまで教えてください(複数回答)】
注文住宅と分譲住宅を比較し、最終的に分譲住宅を購入するに至ったポイントについて伺ったところ、「立地」(76%)が最も多く、次に多いのは「価格」(49%)、「実物が見られるから」(49%)となりました。理由についても詳しく見てみましょう。
- 土地探しに困ったことと、予算の制限があり注文住宅は難しいと考えた
- 土地を探したが、今の家以上に自分たちにとってぴったりな場所はなかった。分譲住宅といってもデザインが良く、設備も悪くなく、注文住宅で建てたら同じ価格に収まるとは思えなかったから
持ち家を購入する上で最も重要な条件のひとつ「立地」。まずベストな立地を決めてから、「費用」との兼ね合いを考慮して決めていく、そんな検討過程がうかがえます。
- 実物を見学し気に入って即決した
「内覧で実物を見てみると気に入った」「実物を見ると生活がイメージしやすかった」というコメントも多くみられました。注文住宅は完成するまで実物を確認できませんが、分譲住宅であればすでに完成している設備や間取りを確認した上で購入することができます。
- 分譲住宅は経験豊富なエキスパートが過去の問題点や要望を踏まえて建てたものであると考えて、将来までストレスなく住み続けることができると思った
- 打ち合わせ時間の短縮。注文住宅の場合、価格面で最終的に外構を含めて理想通りにいくか不安だった
「万人向けの設計で住みやすそう」「打ち合わせの時間が短縮できる」といった部分に良さを感じて、積極的に分譲住宅を検討したという意見もありました。
事業者・ハウスメーカーを決める際のポイントは?
では、分譲住宅にしようと決めたのち、あまたある事業者やハウスメーカーの中からどのように選べばいいのでしょうか?実際にダイワハウスで購入された方の意見からヒントを探ってみましょう。
ダイワハウスを選んだ理由は?
【ダイワハウスの分譲住宅を選んだ理由として、
気に入った点を3つまで教えてください。(複数回答)】
ダイワハウスの分譲住宅を選んだ理由の最多は「立地」(75%)。次に多かったのが「性能(耐震性・断熱性・気密性・遮音性など)」(45%)、さらに「保証・アフターサービス」「間取り」と続きました。理由についても詳しく見てみましょう。
- 一番のポイントは他の物件よりも駅から近いことだが、耐震性や断熱性などの機能・性能面でも納得のいくものだった
前述の通り「立地」が最重要の条件となり、数字の上では突出しています。立地条件の良い分譲地を確保しているかどうかは、ハウスメーカー選びにおいて大切なポイントとなりそうです。
加えて、それ以外の点も納得できるレベルに達しているか、複合的な検討が重ねられるので、総合力の高いハウスメーカーが選ばれやすい傾向がうかがえます。
- 建物強度などの性能や保証制度が信用できると感じた。建物デザインや収納を含めた間取り、細かな部分が希望に近く、注文住宅でなくても満足できた
- 太陽光発電、エネファーム、蓄電池、床暖房などフル装備であると感じた。また、最寄り駅まで近く、学校も遠くないのがとても良い。緑豊かで広々とした街並みが長く住むのにとても気に入り、当初は買うつもりがなかったが、この土地を気に入って買うに至った
住宅についてきちんと勉強し、性能を厳しくチェックしたとの声も多くありました。実際の建物なら物理的にも設備の確認がしやすいことでしょう。また実際に家のある街並みを訪れて土地の空気に触れることで気持ちが後押しされた、そんなエピソードもありました。
- 営業担当者の親切な対応や、保証・アフターサービスなども充実していると思う。建物性能も他社より優れている点が多いと感じた
- 長期アフターサービスがダイワハウスの決め手に。隣家との間隔が広めにとってあり、窓からの視線も重ならないなど、細かいところが配慮されている
住んでからの安心感につながる部分を評価するコメントも多数寄せられました。検討段階から購入後まで、長く続く安心感がダイワハウスの分譲住宅を購入する決め手のひとつになっていることがうかがえます。
実際に購入してみて、理想と現実のギャップはあった?
実際に購入した後のギャップや納得度が気になる方もいるのではないでしょうか?オーナーさまの声をご紹介します。
理想の広さと現実の広さにギャップはあった?
【予定していた敷地面積と実際に購入した敷地面積とで乖離(かいり)はありましたか?】
※四捨五入のため、合計が100%にならない場合があります。
敷地面積のギャップについて最も多かった回答は「予定通りだった」(65%)で、約8割が予定通りか実際に購入した面積のほうが広かったと回答しています。
事前の想定予算と購入金額のブレはあった?
【予定していた予算と実際に購入した金額とで乖離(かいり)はありましたか?】
購入にかかった費用とのブレについては、最多が「プラス1~500万円」(34%)、次に「プラス501~1,000万円」(27%)で、合わせると約6割が1,000万円までの範囲で予算を超えているという結果に。予算をオーバーしても購入した理由として、以下のようなコメントが寄せられました。
予定よりもプラス1~500万円
- 付属設備とサポートの面で予算よりお得だと感じた
- 立地が申し分なく、建物性能の安心感があり、リセールバリュー(中古市場価値)を考えても安心して購入できると思ったから
予定よりもプラス501~1,000万円
- 何十年先を見越したアフターサービスがあり、ローコストハウスより初期費用が高くても、保証の安心感があった
- 予算を抑えるために狭い敷地面積を検討していたが、本来の希望は今の坪数だった。建物性能や保証を考えると、多少高くても妥当だと感じ購入に至った。営業担当者が分かりやすく説明してくれた
予定よりもプラス1,001万円~
- 今後の物価上昇とリセールバリューを考慮して、購入してもOKとの判断をした。ついのすみかではなく、10年くらいで住み替えしたいと検討している
建物の性能、メンテナンスやアフターサービスといった長期的な安心感を評価した結果、購入に至ったという意見が多いようです。また、将来の住み替えを見据えてリセールバリューを意識し、多少予算を超えても購入に踏み切ったという意見もみられました。
初期費用が高くても、高性能ならランニングコストを抑えることはもちろん、資産価値まで考慮すると長期的にはお得になる場合もあります。マイホームと長く付き合っていくことを考え、予算を検討してみましょう。
家族全員が納得できた?
【分譲住宅の購入を決定する時、家族のどなたかが不満に思われていながらも
妥協した点はありますか?(複数回答)】
分譲住宅の購入に際して、約7割の方は家族間で何らかの妥協があったようです。「価格」(23%)、「間取り」(20%)の回答が多く、「動線・収納などの機能性」「建物の広さ」と続きました。詳細を見てみましょう。
価格
- 予算がかなりオーバーして親族から反対があったが、資産価値を考えて購入した
- 予算オーバーだったが、ローン返済期間を延ばして妥協した
間取り
- 家族が増えることを考えると4LDKが良かったが、同性なので部屋をシェアすることで納得してもらった
動線・収納などの機能性
- 収納スペースは多いが、キッチンにパントリーもあれば良かった
- 回遊動線にしたい、冷蔵庫などが見えないようにしたい、外観をかわいい雰囲気にしたい、1階にクローゼットが欲しいなどの妻の希望があったが、注文住宅だと打ち合わせが大変だろうし、ケンカが増えそうだということと、子どものために早く広い家に引っ越そうと話し合って今の家に決めた
建物の広さ
- 建物面積が狭いと感じたが、以前住んでいた場所よりは広いこと、子どもたちが一緒に住む年数は限られていることから妥協した。2階に洗面室が欲しかったのと、バルコニーがもっと広いほうが良かったが、間取りにライフスタイルを合わせることにした
「これだけは譲れない」というポイントは人ぞれぞれですが、さまざまな条件をてんびんにかけて、購入を決断したことがうかがえます。分譲住宅はもちろん、家選びにおいて全ての希望をかなえることはなかなか難しいもの。何を優先させるのか考えていくのもある程度必要なようです。分譲住宅の場合は、実際に住宅を見ながら家族のこだわりを擦り合わせてみてもいいかもしれません。
満足度は9割超!住んでみて感じたメリット
【分譲住宅に住んでみて、満足度はいかがですか?】
※四捨五入のため、合計が100%にならない場合があります。
ダイワハウスの分譲住宅に対する満足度は「非常に満足している」「満足している」を合わせて93%という結果になりました。さらに、住んでみて感じた「メリット」「デメリット」も伺いました。
メリット
- 同じような価値観を持った方が住んでいる印象で安心。街並みも美しい
- 決めてから住み始めるまでの時間が短いことが良かった。自分で注文していない分、後悔が少ない
- 出来上がりを見た後の購入なので、想像とのギャップがない
- 備え付け家具の使い勝手はもちろん、オプションのウッドデッキや棚、芝生なども満足している。住宅地として落ち着いた景観と治安の良さがあり、定期的な催しで地域の方とも安心して付き合える。太陽光発電やエネループ、蓄電池は注文住宅にしていたら購入していたか分からないし、手続き等も大変だったと思う
- カスタマイズできる部分が増えるとうれしいが、購入後にパートナーと相談しながらそれらを作っていくことが楽しいと感じる。注文住宅だと思いつかないような使い勝手の良さが分譲住宅には反映されており、そこに自分たち家族の欲しいものを足していけばいいと考えてから毎日が楽しくなった
デメリット
- 建具や設備(床暖房やお風呂、キッチン)、床の色など不満だが、諦めている。分譲マンションのようにある程度色や設備などを選べたら良かった
- 「ここに収納があれば…」「外構をもう少しおしゃれにしたかった…」など欲が出てくること。ただ、その分安かったからと納得はできる
- 庭のあり・なしを選べないのでガーデニング初心者には大変。ダイワハウスで紹介してもらった植栽の専門家に手入れの仕方を教わった
- 自転車を保管するスペースがないので、今度倉庫を買って保管しようと考えている
メリットには「実物を見てから購入したのでイメージ通りの生活ができている」「街並みに統一感があり、同年代の世帯が集まるのでご近所付き合いがしやすい」といった意見が。デメリットには「内装の自由度が低い」「不要あるいは不足の設備がある」といった意見が多く集まりました。
まとめ
分譲住宅を購入したオーナーさまの7割超が注文住宅も含めて検討していましたが、結果的に分譲住宅の満足度は9割超というアンケート結果となりました。注文住宅のようにこだわりは反映させづらいものの、使いやすい設計の工夫が盛り込まれていること、価格と品質のバランスがとれていること、そして完成した建物を見て決断できることが分譲住宅の最大のメリットではないでしょうか。注文住宅で培った技術やノウハウを生かした、高性能で高品質なダイワハウスの分譲住宅をぜひ検討してみてください。