“暮らす森”森林住宅地 森林住宅メニュー
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■左:オーナー様のお庭 林の濃い緑を背景に、ナツツバキ(シャラノキ)やコニファー、ギンヨウアカシア(ミモザ)、ユーカリなど様々な緑の間から見えるログハウスが印象的な庭。株元はギョリュウバイやギボウシなどたくさんの草木で覆われている。写真の右側に建つ母屋の前にはトマトなどの野菜も。華やかな色彩に包まれるギンヨウアカシアが咲く頃にもう一度訪ねてみたい。 ■右:アサザ(莕菜、瀇菜、浅々菜、浅沙、阿佐佐)ミツガシワ科アサザ属 本州から九州の池や沼などに生育する多年草の水草。浮葉性植物。スイレンに似た葉を水面に浮かべる。6~8月、5深裂し縁が細かく裂けた黄色い花が水面上に立ち上がる。花は朝開き午後には閉じる。水深の浅い場所に生え葉や茎が食用になることからついた名。莕菜は中国名。
周辺を歩いていると葉にコブができているケヤキがありました。アブラムシの仲間のケヤキヒトスジワタムシが作った虫こぶ(ケヤキハフクロフシ)です。近くの幹に生えたアラゲキクラゲは雨に打たれて生き生きしているように見えます。触ってみるとプルプルと弾力がありました。この時期、草むらやフェンスなどに絡まって小さな花をつけているのはヘクソカズラです。花をよく見ると名前が可哀想になってしまうような可愛い姿をしています。ただし傷をつけたり揉んだりすると名前がついたのが納得できるような悪臭がするので、見るだけにしておいたほうがいいですね。雨が強くなりゴンズイの赤い実やヌルデのつぼみから雨の雫が滴り落ちます。傘をさしているのでついつい視線は足元に。すると草むらの中にぽつぽつとタヌキマメが生えているのをみつけました。毛むくじゃらの萼を閉じた様子はちょうど雨に濡れた狸のしっぽのようです。近くではオオニシキソウが小さな花と実をつけていました。
■左:ケヤキハフクロフシ(欅葉袋付子、欅葉袋附子、欅葉袋五倍子) 北海道から九州のヤケキなどニレ科の植物に発生する。アブラムシ科ワタムシ亜科のケヤキヒトスジワタムシ(別名:ケヤキフシアブラムシ、ケヤキヒトスジタマワタムシ)の幼虫が作った虫えい。5~6月に有翅虫になりタケやササの根に移動、繁殖し、秋にケヤキなどに戻り樹皮の裂け目などに卵を産む。 ■左中:アラゲキクラゲ(粗毛木耳)キクラゲ科キクラゲ属 世界中の熱帯から温帯の広葉樹に生育する木材腐朽菌。春から秋に発生する。キクラゲに比べ肉厚でかたい。食用に人工栽培も行われている。細毛が密生し食感がクラゲに似ていることからついた名。 ■右中:ヘクソカズラ(屁糞蔓、屁臭蔓)別名ヤイトバナ、サオトメカズラ アカネ科ヘクソカズラ属 日本全土の日当りのよいやぶや草原などに生育するつる性の多年草。8~9月、灰白色の花をまとめてつける。花は筒状で先端が5裂し中心と筒の中は紅紫色。果実は黄褐色。全草を傷つけたりもんだりすると不快な臭気がすることからついた名。別名は花の中心が灸(やいと)の跡に見えること、花の形が早乙女(田植えをする女性)のかぶった笠に似ていることから。 ■右:オオニシキソウ(大錦草)トウダイグサ科トウダイグサ属 本州から沖縄の荒れ地や道端などに生育する北アメリカ、南アメリカ原産の1年草。6~10月に小さな白い花弁に見える付属体をつけた1つの雌花と複数の雄花とがまとまってつく。枝などに傷をつけると白い乳液が出る。地面にはり付くように枝を伸ばすニシキソウ、コニシキソウとよく似るが、立ち上がり20~40cmになる。名前もここからついた。
翌日は雨も上がり気持ちのいい朝だったので、出発前にホテルの周辺を歩いてみました。別府温泉は日本一の源泉数、湧出量を誇り、さまざまな泉質や別府市内には代表的な温泉街が8ヶ所あり、別府八湯(べっぷはっとう)と呼ばれています。その中の別府駅周辺から別府湾にかけてのエリア『別府温泉』は、趣きのある木造の竹瓦温泉や古い社寺、木造アーケードなど、古くからの温泉街らしい佇まいを各所で感じることができます。駅前通りには手湯が数カ所あったので、手を入れてみるとちょうどいい温度でした。真夏は汗が吹き出してきそうですが、冬の散策時には温まっていいでしょうね。
■竹瓦温泉 明治12年に創設された市営の共同浴場。現在の建物は昭和13年に建設された唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根だが、創設当時は竹屋根、その後瓦屋根に改修されたことから竹瓦温泉と名付けられたという。早朝から営業され中には砂湯もある。登録無形文化財。向かいにある大正10年完成の竹瓦小路アーケード(現存する最古のアーケード)と共に近代産業遺産にも登録されている。
この日は別府市内から現地に向かう途中にある『別府海浜砂場』からスタートしました。ここは別府八湯の1つ『亀川温泉』にある別府市営の砂風呂です。脱衣所などがある建物を通り抜けると目の前には別府湾の青い海が広がります。浴衣に着替えた入浴客が砂に横たわると、砂かけさんが鮮やかな鍬さばきで砂をかけ、アッという間に砂から出ているのは頭だけになっていました。別府市には「砂かけマイスター」という認定制度もあるそうです。波の音を聞きながら、じっと我慢の15分。砂の温かさと重さがちょうど良い加減のようで、みなさん気持ち良さそうでした。日除けにパラソルを立てかけてくれますが、可動式屋根もあるので雨の日でも利用できるそうです。 今回はビジネスホテルの温泉しか入れませんでしたが、次回はぜひ砂風呂を体験したいと思います。撮影の間、海沿いを歩いていると無数のアオスジアゲハが舞っていました。温泉や海水からミネラルを補給するために給水するといわれています。アゲハチョウも数頭混ざり、ひらひらと舞いながら時々砂地にとまり、給水していました。
■左:別府海浜砂場
■大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 大分市高崎山下海岸に位置する。「行ってよかった水族館ランキング」で常に上位に入る人気水族館。ニホンザルの餌付けで知られる高崎山自然動物園と道を挟んで隣接する。大型潮流式回遊水槽は世界で初めて実現された。別府湾を一望しながらセイウチやイルカのパフォーマンスを見ることができる。海獣類が多く人との距離が近いのもここの特徴。「すべての生命は海から誕生した」ことから「うみたまご」とつけたれたという。
昨日は雨でゆっくり歩けなかったので、もう一度別府湾杵築リゾートに向かいました。魅力のひとつであるプライベートビーチのような砂浜からは別府湾が一望でき、遠くには四国を見ることもできます。この浜は権現鼻と加貫鼻と呼ばれる岬に挟まれていて、砂浜だけでなく岩礁地もあるためさまざまな海の恵を獲ることができるそうです。分譲地内を歩いていると、街路樹にとまったカブトムシを発見!手前にかかっていたナガコガネグモ立派な巣を壊さないように注意しながら、取材スタッフ全員での撮影会になりました。 昨日濡れ狸のようだったタヌキマメは咲いているかな?と行ってみると、毛に覆われた萼を大きく開き青紫色の花が顔を出していました。近くに以前ナンバンギセルをみつけた場所があるのを思い出し行ってみると、ちょうど咲いていて淡い赤紫色の花に今年も会うことができました。写真を撮っていると赤い物が視界の端を横切ったので足元の溝の中を見ると、サワガニよりだいぶ大きいカニが物陰に隠れようと行ったり来たり。こんな垂直の崖の上にカニ?と思いながら溝沿いを横歩きで追いかけっこをして、やっと写真を撮ることができました。後で調べてみるとアカテガニという陸上で暮らすカニで、子どもの時期のわずかな間だけ海にいて、やがて陸地に上がり森や林で暮らすのだそうです。
■砂浜と権現鼻 北は権現鼻、南は加貫鼻の間に広がる全長約800mの砂浜。分譲地の間を通らないと行けないので、プライベートビーチのように静かできれいな砂浜。岩礁地もあり、魚や貝、海藻などの海の幸も豊富。天気が良い日には四国が見える。 ■左:カブトムシ(甲虫、兜虫)コガネムシ科カブトムシ属 日本全土の広葉樹林などに生息する。幼虫は朽ちた樹や腐葉土などの中で腐食した葉や木などを食べて育つ。幼虫で越冬。成虫は6月頃から発生し、夜行性でクヌギやコナラ、カシなどの樹液を吸う。大きな角を持ち兜のように見えることからついた名前。 ■左中:タヌキマメ(狸豆)マメ科タヌキマメ属 本州から九州の日当たりがよくやや湿った土手や道端などに生育する1年草。7~9月、青紫色の花を枝先に穂状につける。花は午後咲き夕方に閉じる。萼は大きく褐色の毛が密生する。マメ科の植物には珍しいササのような細長い単葉。名前は萼をタヌキにたとえたという説や、花の姿を正面から見た様子からという説がある。 ■右中:ナンバンギセル(南蛮煙管)別名オモイグサ ハマウツボ科ナンバンギセル属 日本全土のススキなどのイネ科の植物、サトウキビ、ミョウガなどに寄生する1年草の寄生植物。7~9月に茎のように見える花径の先に淡紅紫色の花をつける。この姿が南蛮人が使っていたパイプに似ていることからついた名。 ■右:アカテガニ(赤手蟹)ベンケイガニ科アカテガニ属 本州から沖縄の海辺周辺の林などに生育する陸上生活に適応したカニ。幼生は海中で生活するため、満月の夜に海におり、成熟した卵から幼生を水中に振り放す(放仔)。同じように陸上生活を送る似たカニとはハサミの色、甲羅の凸凹、甲羅の横の切れ込みの有無などで見分ける。ハサミが赤いことからついた名。食用可。
最後は大分空港に向かう途中にある住吉浜リゾートパークへ。海岸流などによって運ばれた砂礫が細長く堆積した砂嘴(さし)と呼ばれる一帯は、ホテルやゴルフ場、マリンスポーツが楽しめる施設などが整備されています。この日は大学のサークルと思われる団体が砂浜でピーチバレーをしたり、バナナボートに乗ったりと夏休み最後の週末を楽しむ姿が見られました。 波打ち際のテトラポットの間を覗くと、すばしこいフナムシは一斉に隠れてしまいましたが、カメノテやムラサキインコガイ、クロフジツボなど磯の生物の代表選手達は固着動物なのでゆっくり観察することができます。すぐ横で絆創膏のように張り付いているヒザラガイも動きそうには見えませんが、こちらは潮が満ちると歩き回るそうです。これらは食べられますが、どれも食べるには勇気が必要ですね。砂嘴の先端には周りにワシントンヤシやハマオモトなどが植えられた南国ムードたっぷりの白いチャペルがあります。住吉浜は美しい夕陽を見ることができるそうですが、夕陽にはまだ早く、陽を受けて白く光る海に赤い灯標が立っていました。
■ 住吉浜リゾートパーク 住吉浜は杵築市に位置する海岸。国東半島から守江湾に鳥のクチバシのように突き出した砂嘴(さし)と呼ばれる独特な地形は「豊後の天橋立」と称され、歌川広重の『六十余州名所図会』にも描かれた景勝地。住吉浜リゾートパークはマリンスポーツやゴルフなどが楽しめる他、バリアフリーに配慮した宿泊施設などがあり、さまざまな過ごし方ができる。きれいな砂浜では夏休み最後の週末のこの日も楽しそうな声が響いていた。 ■左:カメノテ(亀の手)別名:タカノツメ ミョウガガイ科カメノテ属 北海道南西部から沖縄の浅海の岩礁の割れ目などに群生する岩礁海岸の固着動物。雌雄同体。貝のように見えるが甲殻類。干潮時は爪のような殻の口を閉じているが、潮が満ちて来ると開いて蔓状の蔓脚(まんきゃく)を出しプランクトンを補食する。食用になりエビやカニに似た味がするという。 ■右:ヒザラガイ(膝皿貝)別名ジイガセ クサズリガイ科ヒザラガイ属 北海道南部から奄美諸島の潮間帯の岩などで吸着生活をおくる原始的な軟体動物。雌雄異体。8枚の殻板を持つ。岩などにはり付き、潮が満ちると動き出して藻などを食べる。はがすとアルマジロのように丸まる。姿が膝に似ていることからついた名。食用可。
温泉の多いことで知られる大分県。別府湾杵築リゾートからも日帰り圏内にたくさんの温泉があります。分譲地は自宅で温泉を楽しむことができますが、時にはその日の気分に合わせて温泉巡りをするのもいいですね。そして、さまざまな体験ができる施設や、海や山の豊かな自然、おいしい食べ物など、温泉以外にもたくさんある大分の魅力を楽しんでみてはいかがでしょう。 ※上記写真は全て平成26年8月撮影
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担当スタッフ紹介
自然観察指導員1級造園施工管理技士グリーンアドバイザー
関口 亮子
群馬県前橋市出身、恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業、現在「むろたに園芸研究所」勤務、設計、草花植栽、園芸講座講師を担当、特に自然風の庭造りを得意とする。
全国で展開する森林住宅地(田舎暮らし・別荘)のご相談は、ダイワハウスまでお問い合わせください。
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