“暮らす森”森林住宅地 森林住宅メニュー
田舎暮らしの夢をサポート。スローライフに役立つお得な特典満載!ダイワハウスのスローナ倶楽部
各地の空港で手荷物と一緒にご当地物がターンテーブルを回るのが一部で話題になっていますが、大分空港で回って来たのは大きな海老とまぐろのにぎり寿司。大分空港はターンテーブルを回転寿司に見立てた最初の空港だそうです。巨大な寿司に迎えられた大分空港から車で約30分。別府市に向かう国道213号(通称:杵築沿海路)から少し入った場所にあるロイヤルシティ別府湾杵築リゾートに到着します。
2年ぶりのロイヤルシティ別府湾杵築リゾートは家が増え、現地案内所の隣にはケアハウスができていました。デイサービスと訪問介護を行う施設で、オーナー様の有志によって作られたそうです。安心して森林住宅の暮らしを続けるための環境づくりが進んでいます。
現地案内所から歩き始めると、グリーンカーテンが屋根まで伸びたお宅がありました。シロバナユウガオ(ヨルガオ)やゴーヤ(ツルレイシ)、キュウリ、アサガオが青々と育ち、まるでグリーンカーテンの見本園のようです。庭の植物の多くはオーナーのK様がタネから育てたもので、グリーンカーテンのゴーヤもタネから育てたそうです。ゴーヤとキュウリには花と食べ頃の実がついていました。1年草だけでなく14本のアンズもタネから育てた樹だとか。植物ごとに分けられた花壇の仕切りも石や竹、丸太などを使った手作り。その花壇では、こぼれダネから育ったヒャクニチソウががっしりとした茎に大きな花をつけています。庭を一目見たときに懐かしさを感じたのは、ちょうど咲いていたヒマワリ、ヒャクニチソウ、キバナコスモスなどの花とこの手作りの仕切りからでしょうか。シロバナユウガオのたくさんの蕾が咲く夕方まではいられませんでしたが、この日も大きな真っ白い花が道を通る人の目を楽しませてくれたでしょう。杵築は瀬戸内海式気候のため温暖で雨が少ない穏やかな気候が特徴。分譲地は日当たりの良い場所が多いので、近くにみかん畑があることからもわかるように柑橘類をはじめ、オリーブやミモザの仲間などを育てるのにも良い環境です。シンボルツリーに1本植えてみてはいかがでしょうか。
■左:K様邸 日当たりのよい開放的な庭にタネから育てたヒマワリやキバナコスモス、ヒャクニチソウなどの花が色を添える。シロバナユウガオ(ヨルガオ)やゴーヤ(ツルレイシ)などのグリーンカーテンが日差しだけでなく視線を適度に遮っている。グリーンカーテンの支柱や、拾い集めた石などでの花壇の縁取りはお手製。 ■中:シロバナユウガオ(白花夕顔)の蕾 ヒルガオ科サツマイモ属 熱帯アメリカ原産の多年草(日本では1年草扱い)の園芸品種。7~11月にアサガオのような形をした大きな白い花をつける。花は夕方から咲き翌朝にはしぼむ。夕顔とつくが正式にはヨルガオ(夜顔)の一種で、果実から干瓢(かんぴょう)を作るユウガオはウリ科ユウガオ属で別の植物。 ■右:ツルレイシ(蔓茘枝) 別名ゴーヤ、ゴーヤー、ニガウリ ウリ科ツルレイシ属 熱帯アジア原産のつる性1年草。5~10月に黄色い花をつける。食用にしている緑色の果皮は未熟の段階で苦く、熟すと橙色になり裂開する。中の種子を包む赤いゼリー状の仮種皮は甘い。 イボに覆われた外観と、熟すと仮種皮が甘くなることがムクロジ科のレイシ(=ライチ。中国名『茘枝』の音読み)に似ていて、つる性であることからついた名。ゴーヤは沖縄での呼び名。
続いてロイヤルシティ別府湾杵築リゾートの魅力のひとつである浜に向かいました。権現鼻と加貫鼻の間に広がるプライベートビーチのような浜を歩き、貝や流れ着いた海藻などを見るのが毎回楽しみです。潮が引いた砂浜の所々に顔を出した岩にヒザラガイやイワガキなどがたくさんついていました。その間につやつやした飴玉のようなものも。干潮時なのでしぼんでいるイソギンチャクです。オレンジ色の筋があるのでタテジマイソギンチャクでしょうか。砂の上には海浜植物のハマヒルガオが緑の葉を広げ、ツルナとハマナデシコが小さな花をつけていました。崖に生えたトベラには丸い実がつき、その下ではベニバナボロギクやママコノシリヌグイの花も咲いていました。 この時期だとナンバンギセルとタヌキマメの花が見られるかもしれない、と以前見たことがある海辺を離れた場所に行くと、道沿いの草の間にタヌキマメの花が咲いていました。残念ながらナンバンギセルはみつけられませんでしたが、今年もタヌキの尻尾のように毛がふさふさしたユニークな形のタヌキマメの萼を見ることができホッとしました。別府湾に向かって広がる分譲地は、約800m続く静かな砂浜の他にも高台から遠く四国まで望むことができる海、その豊かな海を守りための魚つき保安林など、様々な自然を味わうことができます。
■左:分譲地内の浜 別府湾に突き出た権現鼻と加貫鼻の間に広がる約800mの砂浜と岩場。東に向いているので日の出と月の出を見ることができる。(写真は権現鼻) ■左中:ヒザラガイ(膝皿貝) 別名ジイガセ クサズリガイ科ヒザラガイ属 北海道南部から奄美諸島の潮間帯の岩などで吸着し生活する原始的な軟体動物。雌雄異体。8枚の殻板を持つ。岩などにはりつき、潮が満ちると動き出して藻などを食べる。はがすとアルマジロのように丸まる。姿が膝に似ていることからついた名。食用可。 ■右中:タテジマイソギンチャク(縦縞磯巾着) タテジマイソギンチャク科タテジマイソギンチャク属 日本各地の内湾の潮間帯の岩礁や淡水の混ざる汽水域の砂泥地などに生息する小型のイソギンチャク。暗褐色や暗緑色の体壁に黄色やオレンジ色の縦縞が入る。名前はここからついた。個体変異があり縦縞のないものもある。水の中で淡い褐色の触手を伸ばす。無性生殖で分裂によって殖える。 ■右:ハマヒルガオ(浜昼顔) ヒルガオ科ヒルガオ属 日本全土の海岸の砂浜に生育するつる性多年草。葉の形はハート形に近く肉厚で光沢がある。5~6月に淡紅色でアサガオのようなろうと形の花をつける。砂中に地下茎を伸ばし繁殖するので群落を作ることが多い。海岸に生えヒルガオの花に似ていることからついた名。
前の便りへ
一覧へ戻る
過去の便り
カテゴリ
担当スタッフ紹介
自然観察指導員1級造園施工管理技士グリーンアドバイザー
関口 亮子
群馬県前橋市出身、恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業、現在「むろたに園芸研究所」勤務、設計、草花植栽、園芸講座講師を担当、特に自然風の庭造りを得意とする。
全国で展開する森林住宅地(田舎暮らし・別荘)のご相談は、ダイワハウスまでお問い合わせください。
全国の森林住宅地を探す
特集コンテンツ