応急手当講習を行いました。

応急手当講習

　　国立阿蘇青少年交流の家にて阿蘇中部消防署の救命士の指導に基づき
「応急手当講習会」を行いました。
寒い日が続き、毎年この時期には「ヒートショック」で「心停止」を
される方、お餅を気管に詰めるなどのニュースを見聞きすることがあります。

　今回の講習の内容は①心肺蘇生方法②ＡＥＤ取扱い方法③異物除去方法に
ついてです。講演の前に救命士から救命手当てについて「心肺停止の予防」⇒
「早期発見」⇒「一次救命」⇒「二次救命」について学びました。

①心肺停止予防（心臓マッサージ）について
 

　
　・肩などを叩いて意識の確認
　・周囲の人に声を掛けて協力を要請
　（119番への連絡とＡＥＤを持って来てください）
　・胸の中心（胸骨）に両手を添えて真っすぐに腕を伸ばし、
　　全身で押し込む訓練です。
　・強い力と体力が必要。約4ｃｍ〜5ｃｍ押し込む様にします。
　・約1分間に100〜120回押す。

②ＡＥＤ取扱いについて
 

　
　・ＡＥＤバックを開けてスイッチを入れる。
　　音声案内に従って「胸」パットを装着
　「心臓を中心に対角線状に貼る」
　　子供場合は子ども用のパットがあれば「背中と胸」に付ける。
　　※子ども用のパットは大人では使用できないが「大人用は
　　　子どもに使用可」
　・電撃をする前に周囲の人に近づかない下さい。
　　電撃スイッチを入れる。
　
　※注意　ＡＥＤ使用後に①の心肺蘇生を行う。
　　　　   ＡＥＤ使用で安心する人がいるが心臓マッサージを
　　　　   救急車が来るまで、もしくは意識を取り戻すまで行う。

③異物除去方法について

　「気道異物による窒息」についての講習です。
　・窒息に気づく「窒息サイン」手で喉を押される・かきむしる・
　　息が出来ないのでうめくなど
　・異物除去：背中（強く叩く）・腹部突き上げ（妊婦さんはダメ）
　　後ろから腕を回し、みぞうちのあたりから突き上げる様に
　　持ち上げる。

（上記の写真は全て令和6年12月撮影）
　※国立阿蘇青少年交流の家　
　　阿蘇一の宮リゾートから車で約3分（750ｍ）