スタッフからの現地便り（2024年08月20日）｜ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾート｜田舎暮らし・別荘

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健康診断を行いました。人ではありません「樹木診断」です。

更新日：2024年08月20日
カテゴリ：自然観察

健康診断を行いました。人ではありません「樹木診断」です。

　8月17日（土）、株式会社地域環境計画様から樹木医の先生に
お越し頂き「樹木診断イベント」を開催しました。
リゾート内には多種の樹木が自生し、またオーナー様がご自宅で
植樹をされたりしています。
今回のイベントは樹木の健康状態を判別するものです。
一見、健康に見える樹体でも害虫、キノコなどにより樹体が弱って
いるものもあります。
「樹木診断」は人で言えば身体の「健康診断」と言えますね。

　
　まずは、シェアサロンで樹木医の仕事の内容や樹木に関する全般的な
座学、樹木を診断する上での基本的なチエック方法を学びました。

　その後は野外（ASONOHARA）へ移動し樹木診断を実施しました。
一見、樹木と言っても樹種の違いなどにより弱っている樹木など見た目
では判別が出来ません。幹内部検査などを樹木医から説明され参加者の
皆様で診察を行いました。

あれ？天空から一筋の光。ご参加者・現地スタッフも空を見上げている
ではありませんか。
ASONOHARAに「UFO」出現か？

いいえ違います。樹木に大きなキノコを発見。

この栗の木も大変弱っています。キノコが樹皮にありますが、それだけ
ではなく菌糸が樹体を蝕んでいる様です。

寿命が来ている事を栗の木自身も理解しているようです。

子孫を残すため実を作ろうとしていますがイガの中を見ると結実する
ような状況ではありませんでした。

根元を確認すると根が傷んでしました。幹内部検査をすると「太鼓」の
音の様な「ポコン」と音がなります。

樹木医から樹体を楽にして上げる枝打ちよりも、伐採を検討した方が
よいとのことです。

　この様な凄い樹もありありました。寿命を全うした姿です。
完全に枯れ、樹皮が剥がれ落ちて全身にキノコと苔を貯えています。

樹木医の先生も樹名が不明とのことです。
周辺の枯れ落ちた枝を見ながら、クヌギ若しくはミスナラとのでした。こちらの樹も伐採処理いたします。

野外活動後は再度シェアサロンへ戻り、ご参加者からの質問を受けました。

　ご参加者の方々は学ぶ意欲が大変旺盛で樹木の育て方、挿し木など色々な質問がありました。
ご参加者の一人から「樹木も人」同じですね。日頃の体調管理が重要で
あると言われました。
　
　樹木医の先生方、ご参加いただいたオーナー様、ありがとうござい
ました。

※上記写真は全て8月撮影
※場所：現地シェアサロン＆ＡＳＯＮＯＨＡＲＡ