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温泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その60「 六月礼讃 」
みなさま、こんにちは。 梅雨入りはしたものの蔵王周辺では雨もあまり降らず、カラ梅雨気味です。6月は梅雨の期間が長く憂鬱なイメージですが、今年は夏至を迎えようかという時期になっても明るい毎日が続いています。そこで、前々回にテーマとした「五月礼讃」を真似て、礼讃の六月バージョンをやってみようと思い立ちました。
「 六月も好い月、水の月、青の月、」
滝見台から眺めた、「三階の滝」です。 緑は濃さと繁りを増して、山はすでに夏の顔となっています。木々たちがもっと頑張れば、滝も隠れてしまうんじゃないかと心配になるほどの、豊かな森の景色です。滝から流れ落ちる水の、なんと涼しげなこと!
「 残る雪との別れ月、清らな花の歌う月、」
蔵王エコーラインを登りはじめて、気づいたことがありました。 道の両側に、ピンク色の小さなたくさんの花を咲かせている木が続いているのです。後で調べてみたら「タニウツギ」という木でした。この写真は途中下車して山の残雪の風景を写真に撮ったものですが、手前のピンク色の花をつけている木が「タニウツギ」です。以前にも話題にしたことのある「卯の花」のひとつですね。ある程度の高度になるまで、ピンク色の「タニウツギ」が延々と続いていました。
「 可憐の、チングルマの、」
以前にも何度かご紹介している、お釜近くのお花畑に行ってみました。大好きな高山植物である「チングルマ」が咲いてる頃でしたので。確かに咲いてはいましたが、時期はちょっと遅かったようです。あと一週間早ければ、湿地全体に咲き乱れるさまを見られたと思われます。花や紅葉などの最盛期を判断するのは難しいですね。ちなみに「可憐」は、チングルマの花言葉です。
「 忠実の、イワカガミの、」
「イワカガミ」は、見るからに奥ゆかしい花です。 色こそきれいなピンクですが、うつむきながら静かに咲いています。お花畑全体にたくさん咲いてはいるのですが、あまりに奥ゆかしすぎて目立ちません。平安時代のお姫様のようです。「イワカガミ」の名前の由来は花ではなく、ツヤツヤとした葉っぱ。岩場の鏡のようだというところから名付けられたそうで、鏡のように忠実に映すところから花言葉が「忠実」と決められたんだとか。
「 揺らぐ思いの、ワタスゲの、」
この日、お花畑で目についた花は、チングルマ、イワカガミ、そしてワタスゲです。一番目立っていたのはこのワタスゲでしょう。数も多いし比較的背も高く、何よりも目立つ形状をしています。それが花言葉通りに風に揺れて色こそ派手さはありませんが、ずいぶん目立っていました。この日は平日でしたが、外出自粛も解除されてましたから予想以上の観光客が訪れており、お花畑内の木道はけっこう混み合っていました。
「 風遊ぶ月、目に沁みわたる青の月、」
お花畑で花を楽しんだあとに、お釜に行ってみました。 もう5時近かったので、人影もほとんどありません。ただ、夏至も近い時期ですから晴れていたこともあり、まだまだ昼の明るさです。お釜を訪れるのはいつもは午前中であることが多いので、この時間帯だと陽の光の質が違う感じがしました。夕方近い湖面の色はいつもより深く落ち着いて見えました。
さて今回、みなさまには、与謝野晶子の詩を真似た内容にお付き合いいただきました。この流れでいくと次は、「七月礼讃」というテーマを安易に選ぶんじゃないの?とお疑いの向きもおられるかもしれませんね。けれどもそれは絶対にありません。ちょっとした遊び心で作り上げた展開方法に蔵王の初夏の様子を載せて、楽しく文章を紡ぐことができました。これからも、蔵王のお山や町内をウロウロしながら、いろんな表現でみなさまに蔵王のお便りを届けようと思っております。
※蔵王国定公園 御田ノ神園地 : 当リゾートより約18km ※御釜 : 当リゾートより約19km。 写真は令和2年6月撮影
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