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温泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その57「 ささやかな楽しみ 」
みなさま、こんにちは。 風かおる、さわやかな季節となりました。にもかかわらず、私なりの言い方をすれば「正しい引きこもり」、世間様の多くは「巣ごもり」と呼んでいるようですが、いずれにせよ、外出自粛が続いています。人間たちの外出自粛など関係なしに、自然界では、柔らかな若い緑、黄色や紫の花のじゅうたんなどの春の新しい息吹が、野山や街中を問わず、満ち溢れています。
自粛期間が長期にわたり、経済的にも精神的にも、疲弊しつつある人々。学校に通えない子どもたちや、その世話をする親たちも、大きな負担の毎日を過ごしていることでしょう。私どもの娘一家もその中のひと家族です。
ある日、「3密」とは縁のない蔵王の我が家へ、娘一家がやって来ました。いいお天気のもと、さっそく山歩きに出発。比較的山に詳しい「じいじ」をガイドに、2時間ほどの山歩きを楽しみました。それはそうと、山で食べるおにぎりって、どうしてあんなに美味しいんでしょうね。
我が家へ戻ると、今度は孫たち二人は、じいじの薪割り作業のお手伝い開始です。じいじが運ぶ薪を、孫たち二人が薪棚に積み上げます。二人で競い合って積み上げるので、運ぶ方が間に合わず、「じい じ、まあだ?」などと催促されるほどでした。 作業終了後、現場監督であった我が夫は、「二人ともすごく頑張ってくれて、おかげでずいぶんはかどった。」と申しておりました。
さて、頑張ったあとの夕食は、ウッドデッキでの「焼き肉パーティ」です。今の時期は虫が少なく風も爽やかなので、こういった外での飲食機会としては、最適の季節であるといえます。蔵王町のお隣の、大河原町で購入してきたブランド肉「もち豚」は、あっという間にみんなのお腹の中へと消えていったのでありました。
あまりにも定番過ぎて気恥ずかしい気もしますが、暗くなったら今度は、花火の出番です。寒くもなく暑くもなく虫もおらず、花火に限らず屋外でのイベントは、とにかく今ぐらいが最適なんですね。改めて認識いたしました。
孫たちは、温泉のお風呂のあと、並べて敷いてある布団の上で、お父さんと一緒に転がったりジャンプしたり大騒ぎの真っ最中です。そろそろ疲れて来るでしょうから、二人とももうすぐコロン、と寝てしまうに違いありまん。わりと頻繁に蔵王を訪れる娘一家ですが、そのたびに蔵王を満喫しているようで、まだまだ飽きることはなさそうです。
感染のリスクを常に念頭に置き、かつストレスを感じながら過ごす辛い日々が続いてきました。しかし5月の中旬になって、政府の動きなどから、その収束が多少は見えてきたようです。大多数の国民が、それぞれの立場でささやかな楽しみを見つけながら、頑張って過ごしてきましたね。さあ、もうひと踏ん張りです。
平和なロイヤルシティ宮城蔵王リゾートの夜が更けていきます。そして、頑張る私たちを、青い月が優しく見守ってくれています。 ※写真は令和2年5月撮影
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