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温泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その31「 春の令月、再びの寿ぎ 」
みなさま、こんにちは。 4月1日、新しい元号が発表されました。 「令和」 ですね。 みなさま、どんな感想をお持ちになりましたか? 私は、最初はピンとこない感じでしたが、徐々に徐々に馴染んで来まして、今では、いい元号だなと思えるようになりました。 この改元に向けて、出典となった「万葉集」も脚光を浴びているようです。
大好きな蔵王を眺めるお気に入りスポットからの、早春の蔵王です。 変わりばえしないように見えるかもしれませんが、陽の光に、強さと暖かさが感じられますし、牧草地の緑も濃くなって来ているようです。 満開の花を咲かせている小さな梅の木が写っているのですが、気づかれましたか? 改元に向け話題となっていることのひとつに、「梅花の宴」がありますね。 蔵王町やその近辺の町では、たくさんの梅の木が植えられています。 4月中旬現在、梅が満開です。 「梅花の宴」と称して、梅を愛でる花見を習慣化させたら楽しそうです! 日本を代表する、梅と桜の2大花見です。 経済効果も期待できそうですが・・・ でも、桜の時期に比べると梅の開花時期の気温は低いですから、桜のように花の下での「飲めや歌えや」は、難しいかもしれませんね。
満開の桜は関東あたりまで北上、仙台でも桜の開花宣言はされておりますが、宮城蔵王のリゾートを取り巻く林の様子はこんな感じ、まだまだ冬の雰囲気です。 ところが、林の中を歩いてみると、
枯れた落ち葉を押しのけて、植物達が顔を出し始めていました。そういえば、小鳥達のさえずりも、頻繁に聞かれるようになっています。 新元号に使われる漢字のひとつである「令」には、おめでたい意味があるそうですね。 「令月」は、おめでたい、佳き月。 春は、新しいスタートの季節であり躍動感や希望にあふれた季節です。 春を運んでくる3月から5月ころまで、どの月もまさに「令月」と呼ぶにふさわしい、佳き月といえるのではないでしょうか。
ActiveRizorts宮城蔵王の駐車場から、4月の空の写真を撮ってみました。美しい青空が広がっています。 玄関前の桜の木の蕾は、まだまだ硬く、開花までまだ間があるようです。 この空を見たとき、東日本大震災の発生後、華美なものを自粛する雰囲気のもと、テレビで日に何度も目にし耳にした、金子みすゞの詩の一節を思い出しました。
昼の星は目に見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ
人知れず咲く四季折々の花々。 毎年律儀に渡ってくる鳥達。富や名声などとは無縁の、つましいながらも穏やかな日々の暮らしを送る大多数の市井の人々。 寿ぎというものを、今年の皇居参賀の際に実感した私でしたが、寿ぎとは、そんなだいそれたことではないんじゃないか、と思えてきました。 昭和から平成へ、そして今平成から令和への、再びの御代代わりが粛々と、かつ希望に満ちた雰囲気のなかで準備が進められています。 5月1日は、どんな1日になるのでしょうか。 新しい時代においては、再びと言わず、三たび四たびの寿ぎを実感できるような、平和で穏やかな時代であってほしい、と切に願います。 (写真は平成31年4月撮影)
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