コーヒー豆の専門店
阿蘇神社から徒歩5分の場所にある「旧女学校跡」。敷地内に明治時代の古い木造校舎を利用した雑貨店やカフェが点在する、観光客に人気の〝おしゃれスポット〟です。ふわりと漂うコーヒーの香りを辿ると、そこには小さな焙煎所がありました
すぐそばの湧水スポット〝水基〟の水音が聞こえる店内は、コーヒーの香りが満ちています
「友人の誘いでこの場所を初めて訪れた時に、〝ここだ〟と直感でピンときました」と所長の菊池昭一さん。神奈川県から阿蘇に移住し、旧女学校跡で店を開くことに迷いはなかったと話します。くるくると手回ししている焙煎機からはパチッ、パチッと豆が爆ぜる音が聞こえ、カラメルのような甘くてこんがりとした香りが漂ってきました
豆の焙煎教室(1人2000円~)やコーヒーの淹れ方教室(1人1500円)も開催。詳細は問い合わせを
水基から湧出する阿蘇五岳の伏流水。「水筒やペットボトルで水を持ち帰り、コーヒーを淹れてみてください。おいしいですよ」と菊池さん
菊池さんは、エチオピアやケニア、グアテマラの豆を独自にブレンド。季節によって煎る時間や温度を微調整することで豆の持ち味を引き出します。焙煎は「コーヒーが苦手な方でも飲みやすいように」と浅煎りが基本。軽やかな香りとさわやかな酸味が特長で、苦みが少なく、後
味はあっさりしています。
豆は30g300円~
コーヒー豆は焙煎して3日目から、14日芽までが最もおいしく飲める期間とのこと。菊池さんは「焙煎したてのものを少量ずつ、小まめに購入されるのをおすすめします」とアドバイス。〝行きつけのコーヒー豆の焙煎所〟を作ってみませんか?
(データ)
雲海珈琲焙煎所
/2017年10月撮影
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3204
☎︎090-4786-5674
https://www.facebook.com/unkai.coffee.roasters/
アクセス
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約5km、車で約8分