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陶工の伝統技術が守り継がれて300余年 姶良市加治木町「龍門司焼・第35回陶器祭」 薩摩焼の発祥は、1598年の豊臣秀吉の朝鮮出兵後に始まりました。 薩摩藩 第17代当主 島津義弘公が、文禄・慶長の役を終えて 朝鮮半島から 薩摩へ連れてきた陶工 により始まりました。
焼窯は 鹿児島市の竪野(かたの)系 日置市の苗代川(なえしろがわ)系 姶良市の龍門司(りゅうもんじ)系 に分かれています。 器も “白もん”(白薩摩)と “黒もん”(黒薩摩)と呼ばれる2つに 大きく分かれます。 “白もん”は, クリーム色の焼き肌で貫入(かんにゅう)という、きめ細かなひびがあり、 赤・青・緑、そして金色を施した繊細で豪華な作風で、 藩主御用達の品として発展してきました。 日常的に利用する陶器というよりは、芸術的なイメージでしょうか。 一方、“黒もん”は、 漆を塗ったかような深みのある黒い焼き肌で、 酒器の黒千代香(くろちょか)などが 代表格です。 鉄分の多い土を用いるため、 黒の光沢を持ち、素朴で重厚な作風で 大衆向けの生活道具として親しまれて きました。 姶良市にある「龍門司焼」は その薩摩焼の“黒もん”(黒薩摩)の 流れを汲む窯元です。 山元碗右エ門氏により 1688年姶良市の現在の地に 窯を築きました。 川原芳工、芳寿、芳平、芳光、芳次など多くの陶工を経て、 300年あまり守り続けられているそうです。 12月11日は、「第35回陶器祭」が開催されていました。 黒ぢょかをはじめ、茶器、食器、花器など日用雑器がところ狭しと 並んでいました。 約 10,000点が展示販売、その全ての商品が2割引でした。 他にも作品にならなかった陶器の欠片で 小物を作るコーナーや 花瓶の重さ当てクイズ、ロクロ体験、 地元の特産品の販売など、 更には ミニライブもあり、各地から訪れた 陶器ファンで大盛況でした。 「龍門司焼」の魅力は鮮やかな 色あいの三彩、黒釉流し、 鮫肌釉(さめはだゆう)、 飴釉(あめゆう)、 呉須釉(ごすゆう)、 蛇蝎釉(だかつゆう)、など 国内でも珍しい多種多様な釉薬と、 陶工たちの技術により長い歴史の 中で育まれてきたものです。 素朴ながらも重厚さと優美さを持ち合わせ、 それぞれの釉薬が多彩な表情で魅せてくれる器です。 独特な手触りで思わず、蛇蝎(だかつ)の湯呑みを買い求めました。 原料の粘土や天然の釉薬は、 窯から5キロメートル内で採取されているそうです。 「龍門司焼」は加治木のこの地だからこそ出来た 薩摩の逸品、伝統陶芸品です。
龍門司焼企業組合 鹿児島県姶良市加治木町小山田5940 電話 0995-62-2549 「陶器祭」は毎年12月の第2金曜日~日曜日開催
※ロイヤルシティ霧島妙見台より約18㎞ ※写真はすべて平成28年12月撮影
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