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宇和海から昇る朝陽と瀬戸内海に沈む夕陽を楽しむスローライフ。

スタッフからの現地便り

変わらぬ風景の山里に300年前の町並みと歴史

  • 更新日:2015年10月22日
  • カテゴリ:歴史
愛媛県宇和島市・吉田町は、
宇和島藩から分知されて伊予吉田藩が置かれ、
約340年前の江戸時代初期に街全体が埋め立てによって造られた町です。



急傾斜地が多く平地はわずか10%程度、南北に1km半の
小さな町並みではありますが、東の国安川、南の河内川を天然の堀とし、
幕末まで吉田陣屋が置かれ、風格ある武家屋敷や
豪商の屋敷が建ち並んでいたといいます。



陣屋とは行政・居住区としての役割を持った地区を差す言葉で、
吉田町も「陣屋」、武家の居住区である「家中町」、「町人町」、
船着き場と藩の水軍施設である「御舟手」という4つの区画に
人工の川と山によってはっきりと区分されていました。



町の中心を二分する横堀と呼ばれる川の南側が武家屋敷、
北側が町人町で、現在でも町並みに当時の様子を伺い知ること
のできる建物や歴史的遺産を見ることができます。


 「国安の郷」は、幕末の貴重な建造物である吉田藩御用商人
三引高月甚十郎の豪壮な商家「法花津屋(ほけづや)」を中心に、
町内に今も残っている当時の代表的な建物を復元して
歴史的な町並みを再現したテーマパークです。



静かな山里の中にある「国安の郷」は、
大人のための知的テーマパークと言えるでしょう。

賑やかな市街地に造られた商業施設という感じではなく、
周囲の風景ごと施設と一体化したような雰囲気の中で、
洗練された商家や武家の文化の香りを感じ、
昔の生活に心静かに想いを馳せる
癒しの場所というのがふさわしいかもしれません。


表門をくぐると一際目につく大きな米蔵には
吉田町の歴史資料が展示されています。
実際に町中を散策する前に町の歴史の概要を知ってから出かけると、
見えてくるものが違ってくるのが不思議です。



農家・漁家には実際に使われていた生活道具も
一緒に展示されているので、
当時の人々がどのような生活を送っていたのかがよくわかります。

時の流れに触れ、知ることの楽しさ、豊かさをぜひ感じてみてください。

愛媛県宇和島市「吉田ふれあい 国安の郷」
当分譲地より約56Km・車で約1時間20分
写真は平成26年12月撮影
 

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