スタッフからの現地便り（2015年01月12日）｜ロイヤルシティ佐田岬リゾート｜田舎暮らし・別荘

第61番札所・栴檀山教王院香園寺

四国八十八ヶ寺の中にあって特筆すべき外観を持つ香園寺。

なんと、モダンな鉄筋コンクリート製のモダンな
大聖堂の中に本堂と大師堂があるのです。

香園寺は用明天皇（585〜587）の病気平癒を祈願して
聖徳太子が創建したと伝えられる歴史ある寺です。

弘法大師が寺の麓にさしかかったときに出会った
難産で苦しむ女性に栴檀の香を炊いて祈祷したところ
玉のような男の子が無事誕生。

それを記念して大日如来の小さな金象を本尊の胸に納め、
唐木栴檀の香を焚きながら安産・子育て・
身代わり・女人成仏の四請願と秘法を伝え、
四国八十八ヶ所霊場の一つに定めたといわれています。

一時は七堂伽藍に6つの坊を備えていた大寺院でしたが、
長宗我部元親による天正の兵火でほとんどの堂宇を消失。

大正2年に再建され、現在の大聖堂は
昭和51年に建てられた新しいものなのです。

巨大な霊廟にも見える大聖堂は、1階が大講堂、
2階が本堂と大師堂になっていて内陣に入ることができます。

そいう意味ではご本尊にかなり近寄れるので
ご利益もたくさんいただけるかもしれませんね。

600もの固定席がある本堂は、
まるでコンサートホールのような広い造り。

前方には巨大な本尊（大日如来）と脇待の不動明王、
子安大師が自ら光を発しているかのように金色に輝き、
荘厳な雰囲気を醸し出しています。

香園寺は「子安の大師さん」とも呼ばれ、
多くの人から信仰を集めています。

ご利益をいただいて子宝を授かった人から
奉納される写真が境内のいろいろなところに飾られていて、
その数は年間で数千枚にも及ぶとか。

境内の一角に佇む子安大師像に
お祈りする女性の姿が絶えることがありません。

愛媛県西条市・『栴檀山教王院香園寺』
当分譲地より約120Km・車で約2時間20分
写真は平成26年11月撮影