大空を自由に飛ぶ飛行機、海風を浴びて進む戦艦、
スタイリッシュなスーパーカー。
誰しも少年時代に憧れたモノがありました。
当時の僕らはそれらへの想いを、プラモデルという形で手に
入れ、想像を膨らませて作ったものでした。
あれから30数年…。憧れの対象は拡がり、そしてそれらを
手にする機会もなくなりました。
今回は、『静岡プラモフェアin鹿児島空港』へお邪魔しました。
鹿児島空港で・・・・ 静岡プラモフェアとは…?
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、
日本のプラモデルのメーカーの9割以上は静岡にあるのです。
このフェアは 鹿児島空港と静岡空港間との空の交通を担っている
フジドリームエアーラインズの就航6周年を記念して行われたイベントです。
会場は鹿児島空港ビル3階の特設会場。
所狭しと並べられた静岡のプラモデルメーカー各社の新製品や、
鹿児島在住のモデラー(モデラー=プラモデルなど模型製作を
趣味とする人)のガンダムやヒーロー物などアニメキャラクター。
ミリタリーシリーズの軍艦や飛行機、戦車。
様々なテーマをモチーフにしたジオラマ(風景や情景を立体的に
模型にしたもの)など約300点の力作が展示されていました。
限定150人のプラモデル制作教室は午前中で終了の大盛況。
30メートル以上もあるミニ四駆
(電動モーターを駆動として走る自動車型プラモデル)の
コースには、子どもたち自慢の愛車?を持ち寄り
レースさながら大人も子ども熱気に湧いていました。
2日間に渡り開催された
『静岡プラモフェアin鹿児島空港』の来場者数は約6,000名。
特に目立ったのは親子連れの姿でした。
子どもたちのプラモデル離れが進む中、今のお父さんたちが
子ども時分に触れたプラモデルを思い起こして、親子で楽しむ…。
そんなシーンを会場のあちこちで見かけました。
プラモデルや模型の世界には、それを通じて想像力を掻き立て、
そして自己表現できる立体的なキャンパスです。
昔取った何とやらで、秋の夜長はお子さんと一緒にプラモデル
づくりに取り組んでみてはいかがでしょう。
■撮影年月日/全て平成27年9月
鹿児島空港にて9月12(土)・13(日)日開催
霧島市溝辺町麓822
■交通アクセス/ロイヤルシティ霧島妙見台より約13㎞(車で約20分)