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宇和海から昇る朝陽と瀬戸内海に沈む夕陽を楽しむスローライフ。

スタッフからの現地便り

「畦地梅太郎美術館」

  • 更新日:2014年10月20日
  • カテゴリ:暮らし方
全国の山々の風景や山男、鳥などをモチーフに、
独特の世界観で版画作品を作り続け、
「山の版画家」として知られる畦地梅太郎氏(明治
35年生〜平成11年没)。

戦後は最もポピュラーな版画作家の一人として活躍し、
サンパウロ・ビエンナーレを始めとして、
国際的にも幅広い活動をしてきました。

 
『いつも郷里の山河のたたずまいが
頭の芯にしみこんでいたものか、
私は山を歩き山の版画を作るようになった。
…戦後は、単なる山の景色を描くことの
むなしさを思うようになり、
私の心の山男を描き版画に作るようになった』

そう語る畦地氏が描く詩情豊かな作品は、
ぬくもりと愛情にあふれ、
どこかコミカさや愛嬌の感じられるモダンなものが多く、
現在もたくさんのファンがいます。



ちなみに、
2014年には某アウトドアブランドから
畦地梅太郎氏の版画をプリントした
Tシャツのシリーズが販売され、
好評を博しているそうです。
 
そんな畦地梅太郎氏の作品を展示した美術館が、
氏の生誕地である宇和島市三間町の“道の駅みま”にあります。


氏の人柄に似つかわしい木造の建物で、
畦地梅太郎の世界観を感じさせてくれるあたたかな雰囲気。

氏の作品展示はもちろん、人生や作品の解説映像や、
アトリエを実物大に再現したスペース、
バッグや手ぬぐいなどのグッズを販売する
ミュージアムショップもあり、充実した内容になっています。

 
畦地氏の作品だけでなく、
年に
34回の展示替えを行っていて、
300点の収蔵作品を計画的に公開・展示しているそうです。

三間の自然豊かな風景の中で
素晴らしい芸術作品にふれて心癒されるのもよし、
ドライブ途中に気軽に立ち寄ってみるもよし、ですね。

愛媛県宇和島市・「畦地梅太郎美術館」
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約60Km・車で約1時間
写真は平成26年7月撮影
 

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