この大自然は次代へつなぐ遺産－国立公園「霧島」指定８０周年記念式典

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　霧島連山は、噴火年代が異なる大小２３の火山が
　連なって出来た 複合の火山郡です。



　連山を標高が高い順に並べてみますと、

最高峰の韓国岳（からくにだけ 1,700ｍ）
天孫降臨の高千穂峰（たかちほのみね 1,573ｍ）
獅子顔の岩がある獅子戸岳（ししこだけ 1,428ｍ）
2011年噴火し鎮火した新燃岳（しんもえだけ 1,421ｍ）
周囲２キロもある火口湖の大浪池（おおなみのいけ 1,411ｍ）
高千穂峰と新燃岳の間にある中岳（なかだけ 1,332ｍ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、なります。

　霧島では、
　自然の恵みにより形成された花々や木々を愛で、
　野鳥のさえずりを聴いたり、
　清らかな水や良質な温泉郡が、訪れる者を癒してくれます。

　霧島は、
　ミヤマキリシマやノカイドウに代表されるように、
　暖帯から温帯の植物が垂直的に分布し、
　特異な自然環境が形成されています。

　これらは、度重なる噴火活動と気象条件により育まれた賜です。
　また天孫降臨など多くの神話が残されている霊峰でもあります。

　自然界が観せる四季折々の美しい彩りは、訪れる方々を魅了してくれます。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　昭和９年、霧島は日本初の国立公園として、
長崎雲仙や瀬戸内海と共に指定を受けました。

　３月１６日、「国立公園指定８０周年」を祝う式典が、環境副大臣や副知事などをお迎えして、地元の音楽ホールみやまコンセール(分譲地より約16.5km)で行われました。


　
　オープニングでは、みやまコンセールを拠点に活動されている声楽家や、地元小学生による合唱などのミニコンサートが開かれました。
　そのあと、霧島市の食育研究家、ホテル経営者、畜産家、山岳ガイドのシンポジュウムも行われ、霧島を愛する方々の熱い想いを聞くことが出
　　　　　　　　　　　　　　　　　来ました。　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、記念講演に「未来に伝えたい自然の豊か　
　　　　　　　　　　　　　　　　　さ」と題して、女優の高木美保さんのお話もありま
　　　　　　　　　　　　　　　　　した。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　
　
　
　
　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　この地域に住む者として、
「霧島」を見つめ直す良機会でした。

　そして、このすばらしい「霧島」は、
その時代時代に守ってくださった人々の努力により、現在に引き継がれているのだと改めて実感しました。

　私たちも先人が残してくれた「霧島」を預かり物として、
次代に残していかなければなりません。

■撮影年月日/上から1枚目　平成25年 7月
　　　　　　　　　ミヤマコンセール分 ４枚　平成26年 3月
　　　　　　　　　６枚目 平成25年  1月
　　　　　　　　　７枚目 平成25年10月

国立公園「霧島」指定８０周年についてのお問合せは
霧島市役所　商工観光部　観光課
霧島市国分中央３‐４５‐１
電話０９９５‐４５‐５１１１

霧島山写真提供：霧島市観光課