錦江湾や桜島、霧島連山などが一望できる見晴らしのよい高台に広がる上野原台地。霧島市の東部に位置する上野原縄文の森は、縄文時代の遺物や竪穴式住居跡など集落(ムラ)が形成され、人々が暮らしていた様子が伺える貴重な歴史的文化財です。
3月10日、上野原で開催された「上野原縄文の森駅伝大会」へおじゃましました。この日は曇りのお天気でしたが、暖かい空気に包まれ、ランナーにとっては絶好の駅伝日和。
この駅伝大会は今年で第22回目の開催です。9500年前の縄文文化を肌で感じながら、参加者の親睦と連帯を深め、元気のある「まちづくり」に資するとともに、上野原縄文の森ならびに新市霧島市を広く市内外にPRするという趣旨のもと行なわれたそうです。
種目はジョギングの部と駅伝の部があり、ジョギング169人と駅伝267チーム2,320人が参加。菜の花の咲く中、ランナーはアップダウンのあるコースを力走。中には着ぐるみを着て走るランナーもいて大会を盛り上げていました。またコース沿いには地元の子どもたちが太鼓の演奏で声援を送っていました。
走り終えたランナーの皆さんへは、人の丈ほどもある巨大な鍋で作る豚汁、舞鶴鍋が振舞われていました。出店や様々な展示体験コーナーなどもあり、ランナーのみならず誰でも楽しめるイベントでした。
ランナーの一人は「タスキをつなげる駅伝はメンバーの絆が強まる気がします。走り切った充実感と絆を感じながら、これからも毎年参加したいと思っています。」と達成感いっぱいの笑顔で答えてくれました。
上野原縄文の森駅伝大会事務局
霧島市隼人町内山田一丁目11-11
(霧島市教育委員会保健体育課内)
電話番号:0995‐45‐5111
上野原縄文の森
霧島市国分上野原縄文の森1-1
電話0995-48-5701
■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見台より約19㎞(車で約29分)
■上記の写真はすべて平成25年3月に撮影されたものです。