山陰探検～『ダイヤモンド大山』カレンダー～

世界遺産に登録された「富士山」。
今あらためてクローズアップされ、その風景価値について多くの人が注目し、
メディアなどでも大きくとりあげられています。

そんななかで人気を博しているのが「ダイヤモンド富士」。
山の頂に太陽が沈んだり、昇ったりしていくことを地元ではそう呼び、その時期には周辺の宿泊施設ではどこも満室、予約がとれないほどにその風景を楽しみにしている愛好家たちであふれかえっているのです。

みなさんご存じのとおり、ここ大山はその形状から「伯耆富士」と表現されるほどに、西側の風景が富士山に似ており、写真だけをみせると「富士山？」と間違える人も多いほど。
それだけ美しい山容を誇っているのですが、ここ大山でも同じようにダイヤモンドなる風景がみることを知る人は多くありません。

その時期になると人であふれかえる富士山とは対照的に、
ここ大山はほぼ一人占め状態。
ポイントを理解すれば優雅な気分で奇跡的な時間に遭遇できるのです。

実はそんな風景を先駆者的に追いかけているのが、このページでも写真を投稿している地元のカメラマンである『山陰探検』担当の私であり、地元でもそうした普及活動にもここ数年努めてきました。

実はダイヤモンド大山は簡単に見ることはできません。
太陽は日々移動しているので、毎日頂より陽が昇る位置が移動します。
その位置を計算し、名所といわれるポイントに出かけても、一年間で観れる日は各ポイントごとに夏至、冬至をはさんで1日ずつの合計2日（一部のポイントではもう少し長い期間みることは可能です）しか観れない貴重なもの。
しかも天候の不安定な山陰にとって晴れが前提というハードルの高さだけに、観れた方はとっても幸運。そんななかで出会える時間だからこそ、こうして何年も追いかけてきたというものもあります。

今回は、そんな経験のなかで得たダイヤモンド大山が見れる時期とポイントをご紹介。
ぜひチェックして、この写真でみる風景を同じ時間をライブという感動でお楽しみください。

母塚山
見学の時期　9月19日ごろ

写真は平成25年3月撮影別荘地から約18.9km

米子港
見学の時期　10月26日～30日ごろ

写真は平成23年10月撮影。別荘地から約17.8km

旧日野橋
見学の時期　11月3日ごろ

写真は平成21年11月撮影。別荘地から約12.9km

王子製紙
見学の時期　11月8日ごろ

写真は平成21年11月撮影。別荘地から約13.2km

弓ヶ浜展望駐車場
見学の時期　11月23日ごろ

写真は平成22年11月撮影。別荘地から約21.3km

皆生温泉
見学の時期　11月30日ごろ

写真は平成22年11月撮影。別荘地から約17･2km

日野川河口
見学の時期　12月2日ごろ

写真は平成22年12月撮影。別荘地から約16.1km

※この日程についてはこれまでの撮影データに基づいて製作しています。
あくまでの参考データになりますので、若干の誤差についてはご了承ください。
また写真だけでなく、情報の無断転載を禁止いたします。