山陰探検～道の駅「大山恵みの里」～

鳥取県西部唯一の道の駅「大山恵みの里」。
西部初、県内では11ヶ所目となる道の駅として2009年4月4日にOPENし、その名の通り、施設内は地元の恵みを使った農産加工品、おみやげ物、ご当地グルメのレストラン＆カフェといった地元ならではの商品ラインナップで構成される力の入れようで、生産農家さんの自慢の品も季節ごとにずらっと勢ぞろい。
これも山海の幸に恵まれる大山町ならではなのかもしれません。

「地元オンリー」をテーマにかかげ、徹底した地産アイテムの提供、そして大山ブランドのPRをしながらも、大山観光の海側の拠点として、リアルタイムな観光情報の発信、専門スタッフによる案内にも力を入れ、訪れるみなさんの満足度UPに努めています。

 

生産者と消費者をつなぐ。
大山恵みの里の一番にコンセプトはここにあるとか。
実際HPを見たり、館内のディスプレイをみると単なる商品紹介のPOPだけでなく、そのとなりには生産者の紹介がしてあったりという作り手の顔がみえる仕掛けが随所に垣間見ることができます。

館内は大きく分けて二つ。

向かって左に広がる物販スペースには、地場の朝とれ野菜やフルーツがずらっと並ぶほか、地元業者が丁寧に仕上げた加工品や特産品がズラリ。
香取のコンニャクに飲むヨーグルト、地場大豆の豆腐、パンやジャム、ドレッシングなど食卓をいろどる産品が盛りだくさん。

　　　

オススメは、地元産を使ったピーナッツアラカルト。
皮付きのシンプルなタイプから、ミソピーなどといったお菓子タイプまで豊富にそろい、しかも美味い。噛むほどに味が広がり、ほのかな甘みを感じることが本物の証なんでしょうね。

さらにもう一つ。
これは大山恵みの里に最近新顔として登場するや否や完売の連続。
今や入手困難となっている「大山のフリフリかりんとう」。

地元のクリエーター集団山陰saccaがオール地産で作りあげたご当地かりんとうで、県産小麦の全粒粉と大山産のミルクで仕上げた濃厚な生地に、抹茶、リンゴ、ゆずといったフレーバーをプラス。そのフレーバーに使われる素材も、地元の隠れた名品をセレクトし、フレーバーパウダーとしてアレンジ。袋にパウダーを入れ、フリフリ混ぜた後に食べることからそのネーミングとなったようですが、これが大うけ。今や店頭で見かけることがない幻の逸品として、次回の入荷が気になる商品となっているようですね。

そんな数々の商品もすべては恵みの里の真摯な取り組みによって生みだされたところも大いに関係しているようで、今後もどんなヒット商品が生まれるか。今から大いに楽しみですね。

館内右手にはカジュアルなレストランがスタンバイ。
メニュー表には、バーガーからラーメン、本格洋食にデザートのソフトクリームまでこちらもズラリ地元産品を使ったご当地グルメが勢揃い。
ショッピングの合間に、またランチタイムにとこちらも多くの人で常ににぎわっています。

特に看板となったソフトクリームと大山どりのチキンチリバーガー。

ソフトクリームに至っては多い日で何百本も販売する人気アイテムで、地元の紅茶を使った紅茶ソフトはさわやかな茶葉の香り引き立つ逸品。数々の雑誌でも紹介されるなどすでにその味は全国区になっているようです。

全国区と言えば恵みの里発信のご当地バーガーも負けず劣らず。
鳥取県で行われる日本一のご当地バーガー決定戦でもある「とっとりバーガーフェスタ」の常連で、様々なスパイスにほのかなカレー風味漂う大山どりの唐揚げに、オリジナルのスイートチリソースをトッピングした新感覚のおいしさ。350円というコストパフォーマンスも手伝ってこちらも道の駅の定番メニューとして人気をはくしています。
そんなご当地バーガーに今年は新味登場。

昨年のとっとりバーガーフェスタで初お披露目された「大山ルビー豚のミルフィーユカツバーガー」は、これまた大山町がブランドポークとして力を注ぐルビー豚のトンカツに、ブルベーリーやブロッコリーなど大山町を代表する素材をプラス。
フェスタでは昭文社まっぷる賞も受賞するなど、一年目から早くも注目を集めているようですね。

こちらも道の駅で随時販売されているようですよ。