【夏】函館の路面電車が開業100周年

函館の街並みを走る路面電車、通称「函館市電」は、今年で開業100周年を迎えたそうです。
これを記念して、花電車をはじめとする特別な車両の運行などが行われました。

 

開業100周年当日にお披露目された「復刻花電車」。

函館市電には「函館港まつり」に合わせて運行する花電車が3両ありますが、
客車ではないため一般の乗客が乗ることはできません。ところが今回の復刻花電車は、
通常客車として運行しているチンチン電車を使用しているため、
他の車両と同様に乗車することができます。

飾りは大正時代の写真を参考に、当時を再現したものだそうです。

 

復刻花電車のお披露目が行われた「駒場車庫」敷地内には、
現役の客車としては最も古い昭和26年製の車両から、
最新式の超低床車両まで新旧の車両がずらり。

 

100周年を記念して行われた「列車大行進」には、冬にしか登場しない
「ササラ電車」も登場しました。車体の前に取り付けたブラシを回転させて
軌道上の雪を跳ね飛ばす、働く車です。

 

ヨーロッパの路面電車を思わせる2両連結式の超低床電車「らっくる号」は子どもたちに大人気。
乗り降りの際にほとんど段差がなく、内部にも様々な配慮が施されている誰にでも優しい車両です。

このほか、一部の車両では昔懐かしい車掌の同乗も行われました。私も乗りましたが、
ベテランの車掌さんがにこやかに案内しながら改札してくれる様子にとても心が和みました。

今後も大切にしていきたい乗り物です。

 

上記写真は当分譲地から約50km、
函館市駒場町で平成25年6月撮影。



ロイヤルシティ鹿部リゾートの資料と共にお送りします。