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全区画温泉付!霧島連山の麓でゆったり暮らす。温泉つきスローライフを楽しむ。
-霧島市溝辺町「高屋山上陵」鹿屋市吾平町「吾平山上陵」 海幸彦と山幸彦の神話をご存知だと思いますが、古事記に出てくる兄弟喧嘩のお話です。海幸彦(ホデリノミコト)が兄、山幸彦(ホオリノミコト)が弟です。ある日、山幸彦が海幸彦の道具を借りて海に漁に出かけますが、その釣針を無くしてしまったことから争いが始まります。 その兄弟喧嘩ですが、弟の山幸彦が勝って天皇家へとつながり、負けた海幸彦は隼人族の祖となったともいわれています。ちなみに、天上からこの地上の高千穂の峰に降りてきた天孫降臨伝説。その降り立った神様がニニギノミコト。海幸彦と山幸彦はニニギノミコトの子ども達です。 ここ「高屋山上陵」は山幸彦(ホオリノミコト)の御陵(天皇家の墓)とされ“神代三上陵”のひとつで、薩摩川内市の可愛(えの)山上稜、鹿屋市吾平町の吾平(あいら)山上稜、に並ぶ神代の皇室の墳墓が宮内庁管理のもと治められています。山幸彦(ホオリノ ミコト)は神武天皇(初代天皇)の祖父にあたります。 霧島市溝辺町の国道504号を北へ4キロほど進むと、右前方にこんもりとした小高い森が見えてきます。様々な種類の木々が生茂り、巨樹の木立が並ぶ真っ直ぐとした石段を上ると拝礼所がありました。昭和天皇や今上陛下が皇太子の頃に美智子妃と御参拝された碑が建っています。昭和天皇が御参拝された折には元師海軍大将 東郷平八郎が付添人として参拝されたようです。 高屋山上陵の東南方向に位置する丘は山幸彦の妻になった豊玉姫を見初めたところから「みそめヶ丘」といわれていて、溝辺(みぞべ)の語源とも言い伝えられています。ホオリノミコトの御霊は鹿児島神 宮に祀られています。
続いては、鹿屋市吾平町の「吾平(あいら)山上陵」へ伺いました。 ここは、初代天皇である神武天皇の両親 (ホオリノミコトの子の「ウガヤフキアエズノミコト」とその妻「タマヨリヒメノミコト」)の御陵になります。 吾平山上陵は全国でも珍しいとされる岩屋の陵で、500メートルほど続く砂利の参道は、緑が美しく、そして川のせせらぎも優しく流れ、まさに神々しい雰囲気を醸し出していました。小さいですが、その佇まいはなんとなく三重のお伊勢さまに似ていると思いました。ウガヤフキアエズノミコトの御霊は宮崎県の鵜戸神宮に祀られています。 このように県内には、“神代三上陵”がありその御霊は、霧島市の霧島神宮と鹿児島神宮に祀られています。パワースポットとして、山上陵めぐりなどいかがでしょうか。パワーをいただけるかも知れませんね。 撮影年月日 全て平成25年5月 高屋山上陵 霧島市溝辺町麓 お問合せ 霧島市観光課観光PRグループ 電話 0995-45-5111 ■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見台より約16㎞(車で約24分)
吾平山上陵 鹿屋市吾平町上名52560-1 お問合せ 鹿屋市役所観光振興課 電話 0994-31-1121 ■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見台より約71㎞(車で約1時間47分)
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白井 清仁
霧島は山・川・海が身近にあり、また温泉にも恵まれた自然豊かなところです。霧島はもちろん、鹿児島全体の魅力もお届けしていきます。
石垣 潤
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