【晩夏】南極で活躍する「砕氷艦しらせ」を見学

南極の昭和基地に食糧や物資を届けるために活躍している「砕氷艦しらせ」が10年ぶりに函館に寄港し、艦内の一般公開を行いました。めったに見られないとのことで、艦内を見学してきました。
 

「砕氷艦しらせ」は、長さ138m、幅28m。南極観測隊のために膨大な量の食糧や燃料、資材などを輸送しなければならないため、1100トンもの物資が積めるように作られているとのこと。





船の後方は、大型輸送ヘリが発着できる「飛行甲板」になっています。
 

甲板に珍しいものが展示されていました。岩のようなものは、南極の岩。

砂や泥などが地下深くで再結晶したもので、雪と氷に覆われた南極の中でもごく一部に露出しているのだそうです。

そしてもうひとつは、南極の氷。

手で触れるとかすかにパチパチと音がしますが、これは大昔に氷に閉じ込められた空気がはじける音だそう。壮大な時間の流れを感じます。

艦内では、　「しらせ」が今年の冬に南極を訪れた際の記録映像の上映があり、
過酷な任務のほんの一端を知ることができました。
 

今度来るのはまた10年後かも？と言われている「砕氷艦しらせ」。
甲板から見る景色もいい思い出になりました。

上記写真は当分譲地から約44km、
函館市港町付近にて平成24年9月撮影。


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