【夏】元町公園で世界に出会ってきました！

函館港を見下ろす元町公園で開催されている「はこだて国際民俗芸術祭」に出かけてきました。

国内外から民俗音楽や民俗舞踊などに取り組むアーティストが多数参加し、5日間にわたって屋外ステージで無料のライブを行うという他に例を見ないイベントです。
 

略して「芸術祭」と呼ばれているこのイベントは、今年で5年目。函館を拠点に世界各地で演奏活動を行っているバンド「ひのき屋」が、海外で同様のフェスティバルに出演したことから「函館でも開催したい」と発案し、2008年に初めて開催しました。
 

芸術祭のテーマ「元町公園で『世界』に出会う」にふさわしく、今年の芸術祭には日本を含めて13の国と地域が参加。
海外アーティストのレベルは高く、その国で最高レベルのダンス教育機関の学生さんたちなども含まれているとのこと。

ステージで披露される歌やダンスは、普段その国に対して抱いているイメージそのままのものだったり、あるいはまったくイメージと違うものだったり。

やはり、実際にその文化に触れてみないとわからないことってありますね。
個人的には、ゆったりした動きのイメージだったインドのダンスが思いのほか激しい動きだったのが意外でした。
 

芸術祭では元町公園の中に大小複数のステージが設けられますが、今年は初めて重要文化財である旧函館区公会堂の前にも小ステージが設けられました。

夜の闇にライトアップされて浮かび上がる洋風建築の前で異国の歌や舞踊が繰り広げられる光景は、なんだか幻想的です。

5日間にわたった「芸術祭」屋外ステージのトリに、このイベントの発案者でもある函館のひのき屋が登場すると会場のボルテージも最高潮に。最後には観客全員が立ち上がり、出演者とスタッフに惜しみない拍手を送りました。
 

芸術祭は食も充実。インドカレーやトルコアイスなど、世界各国の特色ある料理を提供する屋台が公園内に多数立ち並び、時には行列になるほどの人気ぶり。

歌とダンスで世界に出会えるだけでなく、舌でも世界に出会えるイベントでした。

上記写真は当分譲地から約49km、
函館市元町にて平成24年8月撮影。


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