スタッフからの現地便り（2010年09月16日）｜ロイヤルシティ佐田岬リゾート｜田舎暮らし・別荘

佐田岬半島の「一等三角点」

「三角点」をご存知ですか

三角測量という測量の方法で、土地を正確に測って地図を作るための根拠となる点のことです。
この三角点にはそれぞれ名前や等級があり、またその設置や測量時の記録（「点の記」といいます）も残っています。

伊方町内には一等三角点が1箇所、二等が7箇所、三等が8箇所、四等が33箇所あり全部で49箇所の三角点が存在するそうです。

その中で最古の三角点が佐田岬リゾートと隣接した見晴山(みはらしやま)山頂の一等三角点でその名も「見晴山」(分譲地から約300m) なのです。なんと今から118年も前の明治25年(1892年)に設置された記録が残っています。

▲「見晴山」から北西方向を撮影

何年かに1度ある測量以外は全く必要がないのか、または悪戯で位置を変えられないようになのか、道も無く普段は人も踏み入れないような木々の生茂ったところに「見晴山」はあります。

実際に、2年ほど前にこの一等三角点の存在を知り探しに行ったことがあるのですが、その時は見つけることができませんでした。(今回は測量のために周りの樹木が伐採されていたので見つけることができました)　

一等三角点だけで全国に約1,000点あり、三角点探訪の旅をされている方もおられるそうです。

日本一細長い佐田岬半島の地形を今後も正確に測量してもらえるように、大切に保存し守っていかねばなりません。

▲高茂牧場の牛も見えました

（写真はすべて平成22年5月撮影）