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スタッフからの現地便り

約250年前から現存「旧毛利家庄屋住宅」

  • 更新日:2010年09月28日
  • カテゴリ:周辺情報

静かな山里の奥に、驚くほど大きくて立派な民家を見つけては「なぜこんな豪邸が山奥にあるんだろう」とびっくりすることがあります。
この「旧毛利家庄屋住宅(分譲地から約62,4km) もそのような豪邸で、約250年前から現存しているそうです。
 

宝暦3(1753)年に初代当主が建てた家で、全体が鍵屋角屋座敷と呼ばれる建て方をされています。

母屋、長屋門、蔵、納屋、庭など全てがこの地方の江戸時代の庄屋屋敷の特徴を備え、しかもよい状態のまま遺されているので、当時の豪農の生活形態を知る上の資料としても貴重な建物なのだそうです。
 

なだらかな坂道を登り、たどり着いた長屋門の前に立つとその大きさと迫力に威圧されてしまいます。

門の先にはまだ階段が続き、そこを登ってやっと母屋の前に出られるという、まるでちょっとしたお城のような凝った造りです。
 







この家を建てた初代は当時たったの15歳だったそうです!
なんと12年の歳月をかけて屋敷を造り母屋を建てたのが始まりで、その後に続く七代の間、増改築されてきたといいます。

 

※この写真は愛媛県観光協会所管の写真データを借用

秋も深まる頃、鮮やかなオレンジ色の玉を連ねたようなつるし柿が軒先へぶら下がります。
「毛利家を守る会」の方々が毎年作ってくれているもので、赤いつるし柿と茅葺き屋根の古い農家という昔懐かしい光景に、なんだかほっとするような懐かしさを感じます。










建物の中には昔ながらの土間や囲炉裏もあり、実際に入ることもできるので、時を忘れてのんびり見学してみませんか。
 (つるし柿の写真以外は平成22年9月撮影)

 

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