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南予の穀倉地帯を守護し続けてきた五穀大明神「稲荷山 龍光寺」

  • 更新日:2010年09月24日
  • カテゴリ:周辺情報

民家の間から続く長い石段の先にある、赤い鳥居がひときわ目を引く
稲荷山 龍光寺 (いなりさん りゅうこうじ) 」。
(分譲地より約62km)

お寺だけでなく稲荷神社が同居しているお寺。

なので、お寺なのに真っ赤な鳥居がある、という不思議な光景が見られるのです。
 







しかも、参道の先にあるのは稲荷社で、本堂は参道途中の左手に、太子堂は右手にあるという、本堂より稲荷社を大事にしているかのような配置。


四国八十八箇所で唯一このお寺のみ、仏と神が一緒に祀られています。
 
しかし、何はともあれ「三間の稲荷さん」と親しまれ、商売繁盛や開運出世を願う人が絶えることなく訪れているのです。

 
お寺でありながら古くから「お稲荷さん」と呼ばれ広く親しまれている由来は、弘法大師の逸話に由来しているそうです。
 
弘法大師がこの地を訪れたとき、稲束をかついだ白髪の老人に出合い「吾この地に往して守り庶民を利益せん」と告げられました。
大師は日頃信仰していた稲荷明神の化身と感じてその姿を刻み、堂塔を建て、稲荷山龍光寺として四国霊場の総鎮守としたのだそうです。
 



三間平野を見おろす小高い丘の中腹に建つ稲荷社からは、水田地帯を見おろすことができますが、この水田地帯も、お稲荷さんの守護のもとに広がってきたのでしょうか。
米どころ三間に、お稲荷さん信仰が息づいてきたのも「なるほど」、と頷けるような気がしますね



龍光寺」という名前の由来なのか?
「龍の目」が奉納されているそうです。





(写真はすべて平成22年9月撮影)
 

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