四季折々の自然体験ができる「石鎚ふれあいの里」

 愛媛県・西条市側から石鎚ロープウェイに向かう途中の加茂川の上流に、大保木(おおふき)という小さな部落があります。

「ふき」や「ほき」は険しい崖という意味で、大保木の地名もそれに由来していると言われているそうです。

昭和30年代には3,000人以上が暮し、主に林業や焼畑農業が行なわれていましたが、今では300人足らずの人口しかいない過疎高齢化の地域になってしまいました。

しかし、この地区には他にはない魅力があるということに気付いた人たちが、「石鎚ふれあいの里」を運営し、地域の魅力を発信しています。

 

石鎚ふれあいの里は、廃校になった小学校を利用した体験・宿泊施設で、大保木の自然を生かした四季折々のさまざまな体験教室が開催されています。

古道散策や草木染め、お茶摘み、昆虫観察、石窯ピザや竹輪、こんにゃく作りなど、今ではなかなかできない自然体験や昔の知恵体験がリーズナブルに体験できることで人気なのです。

 

もちろん体験教室の利用以外にも、施設のみ利用することも可能です。

バーベキューテーブル、コンロ、羽釜、飯ごう、そうめん流し台、自炊施設など、アウトドアで必要とされる施設・機材のほとんどがそろっているので、手ぶらで行っても大丈夫という便利さもあります。

 

清流・加茂川に面しているので、これからの季節は川遊びとキャンプというのもいいですね。

背面の山の斜面に建てられたコテージも可愛らしく、居心地がいいので宿泊もおススメします。

夜は満点の星空に感動すること間違いなしですから！

 

 愛媛県・西条市“石鎚ふれあいの里”
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約１３０㎞　車で約２時間４０分

※写真は平成25年3月撮影