【あそ通信】
特集 阿蘇の新そば④
職人たちが提案する
〝しあわせそば〟
数年前、そば街道の若手のそば職人が「そば料理研究会」を発足し、試食会などを通して互いの情報を共有することで、技術の向上に力を注いでいます。その取り組みの一環で、「そばを食べてくれたお客様に幸せな気持ちになってもらいたい」との思いから「南小国のしあわせそば」として各店が新メニューを提案。地元産の野菜やきのこ類、阿蘇のあか牛をふんだんに使い、オリジナリティーあふれる料理に仕上げています。
(手打ち蕎麦処 花郷庵) 「冷たい旬そば」1460円。3椀のぶっかけそばには、それぞれ舞茸の天ぷら、おろした山芋、小国だいこんの千切りをトッピング
(そば街道 吾亦紅) 「あか牛南蛮そば」1650円。さっと炙って特製のたれに浸けたランプ肉はやわらか。そばの実のお粥とジャージー牛乳の葛豆腐もセットです
(山の飯 沙羅) 九州産の地鶏の旨みが凝縮された鍋にそばをくぐらせて食べる「つばき地鶏膳」は2052円。〆は合鴨米の卵かけご飯か、地鶏鍋雑炊を好みでどうぞ
(そば処 草太郎庵) 地元産の野菜で作る7~8種類の前菜がセットの「そば懐石」1575円。プラス100円で、辛みの強さが特長の小国だいこんのおろしが付く
(蕎麦龍)旅館「わかば」に併設しており、15時まで営業。揚げたての天ぷらとざるそばを一緒に味わえる「天ぷらそば」は1200円
南小国町観光協会の下城真奈美さんは、「そば打ちには、日量380tもの豊富な水量を誇る立岩水源の水を使用。職人がその日の気温や湿度で水回しの加減を微調整しているので、いつ訪ねてもおいしい一皿を堪能できます」と太鼓判。豊かな木々に囲まれたそば街道は渓流を眼下に望める場所もあるので、のんびりとドライブを。また、車で約20分以内の場所には、公営の温泉『温泉館きよら』や地元産の旬の農産物が集まる物産館『きよらカァサ』などの施設が点在。樹齢1000年を超えるといわれる高さ約38mの『竹の熊の大ケヤキ』もあります。1日かけてのんびりと巡りましょう。
手打ち蕎麦処 花郷庵/2017年10月撮影
熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場戸無
☎ 0967-42-0193
http://www.kagoan.jp
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約26.3km、車で約52分
山の飯 沙羅/2017年9月撮影
阿蘇郡阿蘇郡南小国町田の原7188
☎ 0967-48-8355
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約33・7km、車で約49分
そば処 草太郎庵/2017年9月撮影
阿蘇郡阿蘇郡南小国町満願寺5956
☎ 0967-44-0108
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約35.7km、車で約48分
そば街道 吾亦紅/2017年9月撮影
阿蘇郡阿蘇郡南小国町赤馬場3220
☎ 0967-42-1820
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約26.7km、車で約35分
蕎麦龍(旅館 わかば)
/2016年10月撮影
阿蘇郡阿蘇郡南小国町満願寺6431
☎ 0967-44-0500
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約36.1km、車で約49分
※価格は全て税込みです。