海幸探訪～国宝松江城・月山富田城 ご家紋帳スタンプラリー～

出雲国の二大名城とゆかりのある
名将の銅像をめぐり、家紋スタンプを
集めると2種類のクリアファイルがもらえるという
「国宝松江城・月山富田城

ご家紋帳スタンプラリー」に
参加してきました。

まず最初に訪れたのは
国宝「松江城」。

本丸休憩所にスタンプラリーに必要な、
御家紋印手帳と応募用紙が用意されています。

松江城で押せる家紋スタンプは「堀尾吉晴」と
「松平直政」の2つ。

御家紋印手帳は記念用に、
応募用紙は応募用にと
1種類の家紋スタンプを
それぞれに押していきます。

スタンプを押したら
次は銅像めぐりへ。

松江城 大手門にあるのは
「堀尾吉晴」の銅像。

信長・秀吉・家康に仕え、
それぞれで手柄を立てたという戦国武将。

性格は温厚で「仏の茂助」と呼ばれましたが、
ひとたび戦場に立てば勇敢に戦う武勇に
「鬼の茂助」とも呼ばれていたそうです。

慶長16年に松江城を築き本拠を移しますが、
ほどなくして死去しています。

松江城すぐそばの島根県庁前の広場にあるのは
「松平直政」の銅像。

若干14歳にして「大坂冬の陣」に出陣、
真田幸村が守る真田丸で戦った江戸前期の大名。

寛永15年に信州松本から、
出雲国18万6千石の松江藩主として
移封されました。

松江城を後にし、
次に向かったのは安来市広瀬町、
月山富田城跡の麓にある
「道の駅 広瀬富田城」。

こちらに用意されている
「山中鹿介」と「尼子経久」の
家紋スタンプを押すと、
全ての家紋が揃います。

月山富田城は山陰・山陽に勢力を伸ばした
尼子氏歴代が本城とし、山陰・山陽制覇の
拠点となった城。

複雑な地形を自然の要害として造られ、
かつては難攻不落の要塞城といわれました。

1934年に国の史跡に指定され、
2006年には「日本名城100選」にも
選ばれています。

かつては兵士の召集場所であった
「太鼓壇」に「山中鹿介」の銅像があります。

尼子氏の家臣で、毛利元就の出雲征服戦では、
豪勇「品川大膳」と一騎打ちを行い仕留めるなど、
優れた武勇の持ち主であることから
「山陰の麒麟児」の異名をとる武将。

「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と
三日月に祈った逸話が有名です。

飯梨川を挟み「道の駅 広瀬富田城」の向かいにある
「三日月公園」にあるのが「尼子経久」の銅像。

「毛利元就」「宇喜多直家」と並び
中国の三大謀将と称される武将。

月山富田城が最も華やかであったのは
尼子経久の時代であったといわれています。

家紋スタンプも揃い、
銅像も全てめぐりましたが、
せっかくなので月山富田城の本丸を目指し、
月山に登ってみることにしました。

途中まで車で行けるので、
駐車場に車を停め、そこからスタート。

少し歩くと広大な平地が姿を現します。

ここは月山富田城の御殿があったと
伝えられる場所で「山中御殿」と呼ばれています。

ここから本丸へと続く道があり、
周囲には高さ5メートルの石垣や塀などが
厳重に巡らされ、敵の侵入を防ぐ城の
最も重要な心臓部だったそうです。

山中御殿からは「七曲がり」と
呼ばれる軍用道を登り、本丸を目指します。

道は舗装され登りやすいものの、
ジグザグに折り返す急な坂道は
運動不足の身には、なかなか厳しい道のり・・・

息を切らせながら七曲がりを
登りきると三ノ丸に到着です。

月山の山頂部には、最後の砦として本丸、
二ノ丸、三ノ丸があり、三ノ丸は
その入口にあたる重要な曲輪でした。

ここまで来れば、本丸はあと僅か。

三ノ丸の石段を登ると鳥居が姿を現し、
その先が二ノ丸です。

さらに奥へと歩を進めると、
ついに本丸へ到着です。

ここからは中海を望む
絶好のロケーションが広がり、
達成感もひとしおです。

奥には尼子時代に代々、
城内の守り神であったとされる
勝日高守神社がひっそりと佇んでいました。

出雲国の二大名城とゆかりのある
名将の銅像をめぐる
「国宝松江城・月山富田城　
ご家紋帳スタンプラリー」。
クリアファイルがもらえる
応募受付期間は平成31年3月31日までです
（応募が先着1,000人になった時点で
スタンプラリーは終了）。

歴史好きな方や興味のある方は、
是非参加されてみてはいかがでしょうか。

別荘地からの距離

　松江城：約46.4km

　月山富田城跡：約32.8km

撮影日：2018/4/20

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